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今朝、銀閣寺の交差点を通りがかりましたが、まだそれほどの混雑ではありませんでした。でも、明日の土曜日からは大変なことになっていくでしょうねぇ。 いろいろな「紅葉情報」を見ると、京都市内でもほとんどが「見頃」と表示されています。真如堂も「見頃」と表示して間違いはないでしょう。 ただ、これまでにもお知らせしている通り、今年は紅葉の進み方が一様ではありません。例年だと、11月下旬に見頃を迎える木がもう真っ赤になっていたりするかと思うと、逆に少し遅れている木もあります。おしなべて見ると、いま色付いている木は例年よりも少し早く紅葉していて、もうすっかり葉を落とした木さえあります。
昨日の朝も今朝も、最低気温は7度台でした。明日はまた11度ほどに戻るようですが、行きつ戻りつしながら、段々と冷え込んでいくでしょう。 今年は、枝先の葉が茶色く縮れたりしている木が多いように感じます。台風の影響でしょうか? ‘出来’からいうと、70点ぐらいの紅葉でしょうか? それでも、見る時間や角度によってはずいぶん綺麗です。ぜひ、一番いい時間、角度を探して、一期一会の紅葉をお楽しみください。見頃はこれからです。 薄 紅 葉 よ り 濃 紅 葉 へ 山 が か る 稲畑汀子
静止画のほとんどはボクが以前撮ったものなので、オリジナルがどんな色をしていたかはよく覚えています。思わず、「え゛っ!」と声が出るほどベッタリと朱に色付けされて、醜くかったです。 雑誌や旅行サイトに載っている写真も、ほとんどが過剰な色付けがしてあります。ツアーのパンフレットの写真などはひどいものです。彩度を上げると綺麗で人目を惹きますが、そんな紅葉を期待してくる方には気の毒ですし、「パンフレットと違う」という苦情を言われることさえあります。 自然の紅葉の色はそんな写真に比べてもっと深遠ですし、趣があります。ぜひご自分の目や五感を使って、からだ全体で素晴らしい紅葉をご覧ください。 生 き る の 大 好 き 冬 の は じ め が 春 に 似 て 池田澄子 |