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             ひんやり薄曇りの日       マウスを載せれば写真が変わります
 一気に気候が変わって、秋らしくなってきました。最高気温も20〜21度と、あの夏の盛りと比べると16〜17度も違います! カラッとしていて、朝晩はちょっと肌寒いぐらいです。
 9月以来、雨が多く、台風もよく来ましたが、これでようやくお天気が安定してくれるのでしょうか?
 今日はウォーキングの団体が境内を通り過ぎていきました。先導役の人が「こっちです!」と意気揚々とお墓に入って行きましたが、道を間違えていたようで、後続の人に呼び戻されていました。無事に目的地に着いているでしょうか?
 秋晴れというわけにはいかないようですが、この先1週間の天気予報に傘マークはありません。お出かけには、ちょうどいい頃になってきますね。




      釣 瓶 落 し と い へ ど 光 芒 し づ か な り      水原秋櫻子





        そびえ立つ塔の足場 / ゴロンと杉の木    マウスを載せれば写真が変わります
 台風禍の後始末がなかなか進んでいませんが、ようやく三重塔に足場が掛かりました。
 台風21号の被害は、京都でも近年例がないほどひどく、屋根瓦が剥がれていても業者さんの手が回らなく、また雨が多く、資材も不足しているとかで、なかなか修理をしてもらえないという声を聞きます。
 境内の堂宇でも何か所も瓦が吹き飛ばされ、三重塔も三層目の西南の隅棟が剥がれるなどの被害を受けました。ようやく修理が始まって一安心です。
 本堂裏の倒木も、植木屋さんが応急処置はしてくれましたが、そこから先がなかなかです。
 東山の将軍塚近くではたくさんの木がなぎ倒されていたとか、いまだにいろいろな話が伝わってきます。境内の木々も、まだ折れた枝が引っ掛かっていたりもしますし、台風禍はまだ当分尾を引きそうです。


         山茱萸の赤き実 / 去来句碑裏の貴船菊  マウスを載せれば写真が変わります
 もみじなどの境内の木々も、少しずつ色が変わって来ているように思います。桜の木は、ダラダラと葉を落とすので厄介ですし、百日紅はかなり落葉しています。
 本堂裏の薬師堂の前の山茱萸の実が、しばらく見に行かないうちに真っ赤になっていました。艶々していて美味しそうなので、外国人が食べようとするかも知れませんね。エグいと聞いているので、ボクは食べたことはありませんが・・・。
 酔芙蓉も咲いていますが、今年は元気がありません。今年は、いろいろな木や花も勝手が違うようです。
 豪華な花もいいですが、貴船菊(秋明菊)のような楚々とした花もいいですねぇ。一重、八重、白、ピンクと、いろいろな貴船菊が咲いています。
 青いままのどんぐりも落ちていました。そう広くはない境内ですが、歩いてみるといろいろな発見がありそうです。
 秋の佳き日、ぜひ野に出ましょう! 今夜は十三夜ですよ!




      観  音  の  影  の  さ  ま  な  る  貴  船  菊      阿部みどり女