9/22版
今月に入ってからは雨ばかり。今日までの22日間のうち、雨量を記録したのは14日。半分以上は雨ということになります。なかなかカラッとした秋晴にはなってくれません。 境内は台風の後の倒木や散乱した枝葉の片付けがまだ終わってなく、三重塔や元三大師堂、鎌倉地蔵堂や塔頭など、瓦が飛ばされたり割れたりした箇所の修復もまだほとんど手付かずです。瓦屋さん、大工さん、植木屋さん、電気屋さんなどが手一杯で、修理のための資材も不足しているらしく、一段落するにはまだまだ時間が掛かります。 20日から1週間はお彼岸。今日から3連休という方もおられ、朝から墓参の方が次々とお越しになっています。 台風禍で墓地に枝葉が散乱してひどい状態になっていたことをお参りになった方はご存じなく、何事もなかったかのように参詣されていますが、ようやく後片付けがほぼ終わったばかり。墓地管理人さんもやれやれです。 秋の気配がするというにはまだまだ早い境内です。 秋 彼 岸 見 え 隠 れ す る 墓 の 蝶 皆川盤水
少雨のために一時咲き控えていた木槿が、しばらく前からまたたくさん咲き出して、境内を彩ってくれています。 紅葉が期待できないのは今までに何度もお伝えしていますが、この先1か月も雨が多くて日照時間が少ない予報ですので、なおさら期待薄です。 先日、京都の花の名所を撮って回っているプロカメラマンの方が、来春の桜もかなり悪そうだと仰っていました。台風で折れたり倒れたりした木が多い上に、葉っぱが強風で飛ばされたりしていて、花付きがよくないだろうとのことです。 まぁ、そういう年もあります。自然の営みのことですから。もみじも桜も、「1回休み」ということで、ゆっくり‘養生’してくれればいいと思います。 気候不順な折柄、厳しかった夏の疲れも出てくる頃でしょうから、皆さんもどうかゆっくりなさってください。 萩 叢 の 大 き く 傾 ぎ 寺 の 口 斉藤小夜 |