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      光は爽やかですが、朝から蒸しっとしている境内  マウスを載せれば写真が変わります
 最高気温が38度、39度という日はどうやら終わったようですが、今日は37度。ここ数日の中では気温が高い日でした。
 立秋を過ぎて少し気候が変わり、その変わり端のお天気の不安定さでしょうか? ここ数日はゲリラ雨が降るようになってきて、ほんの少し移動するだけで、雨が激しく降ったり、まったく降っていなかったりしています。
 いよいよお盆も本格化してきました。
 自坊では3日から棚経を始めているので、昼間は寺にはいませんが、朝夕にお墓に行くと、供花の様子などからずいぶん多くの方が墓参に来られている様子がわかります。
 せっかくお花を供えても、強い陽射しと高温、少雨のために、あっという間に変色したり萎れてしまいます。それでも、お墓が日々賑やかになっていくのを感じます。
 帰省ラッシュも大変な頃となってきました。墓参も帰省などのいどうの際も、熱中症にご用心、ご用心。




      残  暑  と は か か る 日 の こ と 庭 を 掃 く      星野立子





         半日陰の木槿 / 真っ赤な芙蓉      マウスを載せれば写真が変わります
 先日、NHKが境内の木槿の様子を放送していました。毎年のことで、「この頃には、歳時記ネタとしてこの花の話題を放送する」というルーチンがあるようです。
 でも、季節が少し遅いのと、雨が少ないのとで、木槿の花数はめっきり少なく、花も小輪で元気がありません。「もう少し下調べをして、一番いい季節に撮ればいいのになぁ」と毎年思います。
 今年は、少し日陰に咲いている木槿のほうが、花がきれいです。
 1ヶ月ほど前に数輪咲いた芙蓉が、しばらく‘お休み’をした後に、また咲き始めました。どうして‘お休み’をするのでしょうね。花の準備をしているのでしょうか?
 酔芙蓉などのやわらかい色と違って、この芙蓉は南国を思わせるような真っ赤な色合いです。ちょっと暑苦しいかも・・・。でも、蓮も終わって花が少なくなった時期には貴重な花です。しばらく楽しませていただきましょう。
 残暑厳しき折ですが、体長に気を遣いながら、季節の移ろいをお楽しみください。




     呪  ふ  人  は  好  き  な  人  な  り  紅  芙  蓉      長谷川かな女