7/20版
さすがにこの暑さは堪えます。暑さが毎日蓄積されているように思いますし、夜はもちろん熱帯夜。まさに、「命に関わる危険な暑さ」です。 街中よりは涼しい境内でも、朝8時頃には30度に達していますし、昼間は緑陰でさえ‘熱風’が吹いてくる時もあります。雨は8日に降ったきりで、1滴のオシメリもありません。 高温無雨でいいのは、蚊が少なくなっていること。お墓の水向けや花筒は干上がっているか熱湯になっているかなので、ボウフラが湧きません。
四条界隈では、祇園祭の先祭りが終わって、後祭の山鉾建てが行われている頃。ただでさえ暑いところが、ますます熱くなっているに違いありません。見に行く気などまったく起きませんが、観光でお越しになった方にはお気の毒な暑さです。「あの時は暑かったなぁ」と忘れられない思い出程度になるならいいですが・・・。 この暑さはまだ当面続きそうです。せめて、夜の間に一雨恵んでくださいな。 頭 の 中 す き ま だ ら け の 炎 暑 か な 鈴木八駛郎
今は花の少ない時期です。境内をグルッと回ってもめぼしい花がないので、朝6時頃に咲いていたお墓の花屋さんの蓮の写真を撮ろうと、9時頃にもう一度見に行きました。ところが、別々の蓮鉢に咲いていた2輪の蓮がすっかり散ってしまっていました。花屋さんに聞いてみると、「散ってしまったんです。今年は2日しか保たないんです」と歎いていました。今朝が3日目の朝だったのでしょう。 自坊の蓮ももうすぐ咲きますが、やはり短命なのでしょうか? 仕方がないので、屁糞葛の花を撮りました。この花は、暑さなどものともせずに咲いていました。烏瓜の花も夜中に咲いているようで、咲き終わって縮れた花を朝見つけました。 さて、次に咲くのは百日紅でしょうか? 酔芙蓉でしょうか? どうか皆さま、「命に関わる危険な暑さ」を無事に乗り越えてくださいますよう、心から祈念申し上げます。 蝉 声 の 数 に 合 は ざ る 蝉 の 穴 黒坂紫陽子 |