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今日は1日中曇りの予報だったので、諦めて午前中に境内の写真を撮りに行ったら、午後から少し晴れてきました。曇りと晴れとでは、新緑の美しさがまるで違うのに・・・残念。 いろいろな色が混ざっていた境内の色も、若葉色にまとまってきました。桜の蕊やもみじの花柄もほとんど落ちきって、ようやく‘ゴミ’が少なくなってきました。 連休前の静かな金曜日。連休には京都市内は大変な混雑になりますが、境内はあまり変わりません。若緑を見に来る人が増えるわけでもなく、最近の連休は法事なども多くありません。そろそろ‘歩こう会’のような団体が、境内を通り抜けていくようになってくるでしょうか。 連休も静かなこと請け合いの境内です。
正面参道の石段は、桜の時期からずっと工事中なので、ここしばらく写真には登場していませんが、総門を入ってきた瞬間に、「ワァ!」っと思うほど美しいことが何度もありました。もうすぐ工事も終わりそうなので、またご紹介できそうです。 紅葉が綺麗なのは夕方近くですが、新緑は午前中がいいですね。光の色が朝早くは青っぽく、それがまた若緑に彩りを添えてくれるような気がします。あいにく、今日は曇天で残念でしたが・・・。 日に日に緑は濃くなっていきますが、新緑を楽しめる季節は長いので、まだ当分は大丈夫です。きっと爽やかな気分になりますよ! ぜひお越しください。 新 緑 の 香 に 新 緑 の 風 を 待 つ 稲畑汀子
京都市の蹴上浄水場は、つつじがたくさん植わっていて、毎年5月の連休には一般公開されます。今年も5月2日〜6日の予定ですが、ずいぶん早く咲いてしまったので、それに先だって先の土日には見学会が行われました。本番にはもう花がないかも知れませんね。 本堂前の「花の木」の種も、例年よりも早く舞い散っています。花の木の種は2〜3センチもある翼果が、ヘリコプターの羽根のように両側に広がった格好をしています。それが真ん中から折れて、種を重りにしてクルクル舞いながら落ちてきます。地面にはもう結構な数の種が落ちていました。例年なら5月連休の頃なのですが、ずいぶん早いですねぇ。 このままあっという間に梅雨になり、例年よりも暑いという夏がやってくるのでしょうか? 少しでも長く、このいい季節を楽しませて欲しいですね。 春 愁 の か ぎ り を 躑 躅 燃 え に け り 水原秋櫻子 |