4/7版
昨日は雨らしい雨が降りました。先月22日以来の雨でした。22日は京都に開花宣言が出された日です。桜が見頃の間には雨らしい雨はなく、多くの方がお花見を堪能されたのでしょうね。 早くから旅程を立てていた方の中には、今週お越しになる方も多いでしょう。御室桜をご覧になるか、気持ちを切り替えて新緑をお楽しみください。 今日の境内は結構ゴミだらけです。桜の花びらや蕊、もみじの花柄、常緑樹の落ち葉、ヒノキの実などが至るところに散乱していたり、昨日の雨に流され集まった花びらの文様が地面に付いていたりします。 ここ1週間ほど、木の下を歩く時にはお気を付けください。知らない間に、蕊や花粕が髪の毛に乗っているかも知れませんよ。 桜 蘂 仏 頭 に 降 り わ れ に 降 る 金田眸花
花弁が25〜50枚もあり、見るからに重たそうな花です。‘豪華’な花なので、外国でも好まれ、アメリカ、イギリス、オ−ストラリアなどで植えられているそうです。 冬の落葉時にこの木を見ると、枝が内側に弓なりに曲がっていて、ちょっと不格好です。「よほど花が重たいのかなぁ」と思っていましたが、この木はそういう質なのだそうです。 もう間もなく花が散り始めます。木の下はあっという間にピンク色の花びらを敷き詰めたようになって、それはまた綺麗なものです。 今年はお花見が出来なかったという方、ぜひお越しください。鐘楼の土台に腰を掛けて、クッキーと紅茶なんていうのもいいですねぇ。
自坊の前のレンゲは、これからが見頃です。お寺の中のちょっとした田園風景です。 総門前の荼枳尼天の玉垣の前の連翹とシャガが見頃です。同じ時期に咲くものをと、連翹は挿し木で増やし、シャガは株分けして、数年前に一緒に植えました。今年はそれぞれ大きくなって、春らしい景色になりきました。 次に咲くのはなんでしょう? つつじの蕾が大きくなって、もう花色が見えてきました。 去年よりも2週間ほど駆け足で季節が移ろっています。勿体ないから、もっとゆっくりしてくださ〜い! 今 生 の 姿 く づ さ ず 落 椿 佐藤信子 |