10/27版
台風21号は、各地に大きな被害をもたらしましたが、京都市内の被害は軽微でした。 それでもかなり風が強く、台風が過ぎ去った後の境内は、小枝や枯れ枝が散乱して、後片付けが大変でした。おそらく10年以上ぶりの強風だったのではないでしょうか? この強風で、京都府立植物園では100本以上の木々が倒れたようです。大津市では、JRの支柱が根こそぎ折れたり、比叡山の霊園の本堂の屋根が大きな被害を蒙ったりしました。 次の台風は、おそらく上陸はしないでしょうから少し安心ですが、お天気の安定する日が少ないままに秋が終わってしまいそうです。
でも、もみじはまだまだ。一部、色付いてきている枝もありますが、木が弱っていたりするものが大半で、‘健康的な’色付き方ではありません。 気温は順調に下がって来ているので、色付きは期待できるのですが、台風で葉がもみくちゃにされて傷んでしまっているでしょうから、心配です。 紅葉が見頃になって来るのは、11月半ばを過ぎてからです。今年の紅葉が綺麗かどうか、まださっぱりわかりません。 刻 々 に 大 秋 晴 と な る ご と し 皆吉爽雨
珍しいものを植えても、咲いたと同時に盗られてしまうことが多いので、困ってしまいます。 どんな気持ちで盗っていかれるのでしょうね。出来心ではなく、移植ごてや挟み、それを入れるためのレジ袋などを持参している人もいます。‘犯人’は案外、高齢の方が多いのですよ。 これからは、日一日と境内の‘色’が変わっていきます。その移ろう様子を見るのも楽しみです。そして、その下では、あまり目立ちませんが、小さな花が咲いています。 圧倒的な人で境内が埋め尽くされるまでの、束の間の楽しみです。 蝶 一 つ 石 蕗 の 化 身 と な り て 舞 ふ 伊予田六洋
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