9/29版
午前中は青い空が広がる快晴。午後はほんの少し雲が多くなって来ましたが、ほぼ快晴。最高気温は27度まで上がり、動くと少し暑かったです。 そんなお天気だからでしょう、境内を散策する人の姿が普段よりも多く見られました。明日から10月。次第に散策や観光の方が増えていくでしょう。 木の種類によって、あるいは同じ種類でも個体によって、また健康状態によって、紅葉の進み具合は違いますが、境内の景色は、まだほとんど変わっていません。 昨日、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」の秋のキャンペーンの舞台が、東寺だと発表されました。このテレビCMが流れると、「早く予定を立てなきゃ」と気が急くと仰る方がおられます。念のため、紅葉はまだまだ。例年よりも早いか遅いかもわかりません。 確実に言えることは、ホテルが取れない、取れてもビックリするほどの値段です。先ずは、宿泊場所の確保をお急ぎください!
その御陵の前に、早朝から作業服姿の作業員の人たちが集まったり、宮内庁の職員さんがバイクで駆けつけてきたり。工事でもされるのだろうと思っていましたが、後で聞いたら、鹿が2頭出没し、その大捕物の準備をされているところだったようです。 お昼過ぎには、作業員の方が網を持って息を潜めていたそうですが、果たしてその後はどうなったのでしょう? その話を聞いたとき、「あ〜、秋だなぁ」と感じ入りました。「鹿」は秋の季語。秋は、牡鹿が牝鹿を恋うて、もの悲しい声をあげる交尾の時期だからだそうです。 栗も秋刀魚も新米も、美味しい時期になってきました。迷い込んだ鹿は、親子かまだ共に子供のようなので、「恋」とは関係ないでしょうが・・・真如堂とも関係のないお話でした。 秋 晴 の 空 気 を 写 生 せ よ と い ふ 沢木欣一
今年は萩がよく咲いています。花芽が形成される7月〜8月下旬頃のお天気の影響でしょうか? 先ほどの話とも関係しますが、萩は鹿が鳴く頃に咲くので「鹿鳴草(しかなぐさ)」、雄鹿が雌を求めることから「鹿妻草(しかつまぐさ)」とも呼ばれるそうです。 今年の中秋の名月は10月4日。尾花も萩も揃って、後は晴天を待つばかりです。 今年の藤袴は、可哀相なくらいみすぼらしい姿ですが、何とか花を咲かせてくれました。そんな藤袴にも、2〜3日前に浅葱斑が飛来してくれたそうです。 空を飛ぶ蝶が、わずかしか咲いていない藤袴をどうやって探し当てるのか、本当に不思議です。ともあれ、今年も来てくれてよかったです。 さぁ、10月です。深まる秋をお楽しみください! 想 ひ ご と ふ と 声 に 出 づ 藤 袴 永方裕子
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