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               青空とわずかに色の変わってきた木々      マウスを載せれば写真が変わります
 9月の最初の今日は、朝からずっと快晴! スカッとした青空が広がっています。
 遠く離れた台風の影響でしょうか、風が強く、木々の葉っぱが大きく揺れています。
 朝夕はかなり涼しくなって過ごしやすいですが、今日の最高気温は30.7度。日陰にいると風が吹き抜けていって心地よいですが、日射しはまだまだ強く、日の当たるところにいると焦げ付いてしまいそうです。
 もう10日以上も雨らしい雨が降っていないので、境内はカラカラに乾いています。庭も少々水を撒いた程度では潤ってくれず、鉢物への水やりも大変です。「早く雨降れ〜」と、青空が恨めしいです。


             くっきり木漏れ日 / もみじ越しの三重塔    マウスを載せれば写真が変わります
 木々の葉っぱの間をかいくぐって石畳に落ちる今日の日の光は、コントラストが強くて、はっきりした明暗を作り出しています。
 逃げようのない日射しを免れて木陰に入った時、しみじみと木の有り難さを感じます。
 その葉っぱたちも、ほんの少しずつですが、色が変わって来ました。特に、「花の木」などは枝先の葉っぱから、少し赤黒くなってきています。
 紅葉の季節にはまだ2ヶ月以上あり、萩や彼岸花などが咲く季節を経て、日々の冷え込みを待って、ようやくそこにたどり着きます。今は、夏と秋の狭間で、季節の移ろいが立ち止まってしまう頃。暑さの中に涼しさを見出す日が、これからは増えてくるでしょうね。




        秋  高  し   ペ  ッ  ト  ボ  ト  ル  の  風  速  計        山荘慶子





            玉紫陽花の花と蕾(花の向こう) / 真っ赤な芙蓉    マウスを載せれば写真が変わります
 例年なら8月半ばに咲き始める玉紫陽花が、今年は2週間ほど遅れて、ようやく開花しました。今年はいろいろな花の開花が遅れ気味でしたが、この花まで遅れるとは思っていませんでした。
 ピンポン球ほどの大きさにまでに膨らんだまん丸い蕾が、少し崩れたかと思うと花色が見えてきて、開花が始まります。完全に開花するまでには3、4日掛かるでしょうか? 開いてみると案外地味で、蕾のほうがインパクトがある感じです。
 京都ではほとんど見られない花ですので、お近くの方はどうぞおいでになってご覧ください。吉祥院の門の中の鉢植えも咲き始めましたので。
 紅い芙蓉も、2週間ほど小休止をして、また咲き始めました。酔芙蓉のように色が変わったりはしませんが、今日のような青空にはとてもよく映える花色です。
 木槿も、小休止をした後にまた咲き始めている株があります。「今が盛り」と写真を載せているブログがありましたが、今の花は‘焼けぼっ杭’のようなものです・・・?
 総門の外の酔芙蓉はこれからが盛り。大きな葉っぱと花の酔芙蓉のためにも、静かでたっぷりな雨が待ち遠しいです。




      う  す  う  す  と  玉  紫  陽  花  の  色  を  な  し        行方克己