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             何となく秋の気配? / 枯れ残った百日紅と塔    マウスを載せれば写真が変わります

 曇りがちな空模様で、黒い雲が広がって風が吹き、今にも雨が降って来そうになることもありましたが、どうにか1日持ち堪えました。夕方は少し晴れましたが、最高気は34.5度止まり。蒸しっとした日でした。
 境内は、お参りの人も観光客の人影もほとんどなく、小学校も今日から始まって子供の姿も見えません。ひっそり静まりかえったところに、草刈り機のエンジン音が聞こえていました。
 もみじの木も、適度に雨が降っているので元気そうです。ただ、イラガの幼虫が発生しているので、迂闊に葉などに触ると、刺されて痺れるような痛みが走るので要注意です。月末には薬剤を散布するそうですので、それまではあまり木の下にも入らないほうがいいでしょう。
 例年のごとく、もう真っ赤になっている葉っぱもあります。紅葉の時期までには散りますし、枝枯れやひょっとしたら木自体が枯れてしまうかも知れません。そろそろ、今年の紅葉の‘出来’が気になり始める季節です。




       赤  と  ん  ぼ  石  の  ほ  と  ぼ  り  冷  め  や  ら  ず     行方克己





          総門前の酔芙蓉 / 咲き始めから枯れてまで真っ赤な芙蓉 マウスを載せれば写真が変わります
 総門前の酔芙蓉の花が咲き始めました。本坊前の酔芙蓉はほとんど枯れてしまいましたので、今はこの総門前が一番元気に育っています。
 朝見た時には花は真っ白でしたが、昼には写真のようにうっすらピンクに‘酔って’いました。夕方には紅くなることでしょう。これからが見頃です。
 自坊の芙蓉も7月にいったん咲いて、その後1月ほど中休みした後、第2陣の花を咲かせ始めました。面白い花の咲き方です。
 こちらは、咲き始めから咲き終わって萎んだ時まで、花色はずっと真っ赤。南国の花を思わせます。
 他にも、木槿がまだ少し咲いていたり、百日紅が盛りだったりしますが、あまり目立ってはいません。
 例年だと、そろそろ気候が秋へ移り変わり始め、不安定な空模様が多くなってくる頃ですが、今年はどうでしょう? この先1ヶ月、近畿は気温の高い日が多いという予想ですが、夏は予報ほど暑くありませんでしたので、的中するかどうかわかりませんね。
 8月も残りわずか。夏の疲れや残暑にご注意ください。




      な  ん  の  夢  見  て  咲  き  出  で  し  花  芙  蓉        平手むつ子