8/14版
お盆も真っ盛りとなり、墓参の方の姿が絶えない境内となりました。
蓮の花も、蕾がわずかとなりました。確実に、季節が移ろっていますね。 やはり自坊の庭に植わっている「玉紫陽花」ですが、今年は開花が遅れています。例年は、棚経で体力も限界に近付いてくる頃に咲き始めるので、この花が咲き始めたら、「お盆ももうすぐ終わりだなぁ。もう一頑張り!」と思うのですが・・・。 「玉紫陽花」は、京都では滅多に見かけない花で、その名はこのまん丸い蕾に由来します。福島県以南の関東地方や岐阜県までの中部地方の林地に自生していて、この株は千葉県長生郡の笠森観音から分けていただいたものです。 大事に咲くのを楽しみに待っていたのに、7月の終わりに剪定作業をした植木屋さんが枝先を切り落としてしました。すべての枝先に蕾が付く質で、すでに蕾が大きく見えていたにも関わらず・・・出入禁止です。 今年は花数が少ないですが、「あー、お盆が終わったなぁ」と、しみじみ見たいと思います。 残暑厳しい日がやってまいります。どうかご自愛ください。 た か ぶ れ る 心 な ご め り 夏 の 萩 江上多萩
| |||
|