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                  すっかり夏色のもみじ葉         マウスを載せれば写真が変わります

 晴れたり曇ったりの1日でした。曇りがちなお天気のお陰で、気温は35.4度に留まってくれました。それでも暑い・・・。
 近畿地方も19日に梅雨明けしましたが、やはりその頃と今とでは、暑さの質が違う気がします。今はしばらく炎天下にいるとクラクラしますし、日陰の有り難さをしみじみと実感します。
 梅雨は明けたものの不安定なお天気が続いていて、青空が出ているからといって傘を忘れて出かけると大変です。雨雲レーダーを見ていると、小さな雨雲の塊が急に出来たり、真っ赤になっていって、局所的な土砂降りの雨を降らせたりしています。
 土曜日ですが、境内に人影はほとんどなく、蝉の声が否応なしに大きく聞こえて来ます。蝉取りをする子供の声が聞かれなくなって、久しいです。






       蝉  よ  り  も  生  き  長  ら  へ  て  蝉  の  殻         大木あまり






               青い空には木槿がよく似合う         マウスを載せれば写真が変わります
 木槿の花が盛りです。しばらくは盛りが続きます。
 木槿を今の場所に植え替えてから、8回目の夏を迎えました。一時は少し弱っていましたが、今年はとても元気です。去年の花後の剪定を軽めしてもらったのが功を奏し、背も高くなって、青空に向かって高々と咲いています。
 暑い時期にシャキッと咲いてくれる木槿の花は、本当に有り難い存在です。見ているこちらも、元気になってきます。
 毎年決まって来るNHKの歳時記物の取材は、今年も来るのでしょうか? 前の年の記録を辿って、同じ時期に同じ所を取材しているようですが、もう少し自分の‘嗅覚’を使ったほうがいいのではと、思います。気候は毎年変わりますので、時々的外れになっています。



             切り残された紫陽花 / 小さな屁糞葛の花     マウスを載せれば写真が変わります
 紫陽花の季節が終わりました。咲き遅れた花だけが、まだ少し残っていますが、盛りの軒並み花という頃なら目立たないであろう花も、‘希少価値’で、とても綺麗に見えます。
 来年の開花のために、終わりかけた花を次々切り落としているので、紫陽花園は落ちて枯れた花が地面にいっぱいです。その剪定作業も、もうすぐ終わります。
 木々に絡まった蔓にも、いろいろな花が咲いています。烏瓜の花は、夜に、細く白くて長いレース編みのような花を咲かせます。これは綺麗です。
 また、昼間にこんな花を見かけたことはありませんか? 屁糞葛(へくそかずら)という、これでもか!というような悪名を付けられた花です。名前の通り、葉も茎も臭いです。花も美しいわけではありません。
 でも、木槿の木などに巻き付いて咲くこの花を見ると、「あー、夏の盛りだなぁ」と思います。
 明日は「大暑」。どうか、ご自愛ください。





       灸  花    無  数  に  咲  け  ば  疎  ま  る  る         檜 紀代





「灸花」は、屁糞葛の別名です。