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          暑さに座り込んで草引きをする職員さん / 木の陰は涼し  マウスを載せれば写真が変わります

 暑さ厳しき日が続いています。
 今月に入ってから、35度を超えたのは今日を含めて4日。今日は35.8度でした! 32度台だったら、「あっ、今日はちょっとマシだったんだ」などという会話が交わされたりします。また、「昔は35度なんてなかった」と仰る方もおられます。確かに・・・。
 京都の夏は高温多湿で過ごしにくいことはよく知られていますが、それにしても・・・。
 今日は祇園祭の宵々山。もともとは高温多湿な時に蔓延した疫病を退散するために始まったような祇園祭。ですから、この時期に蒸し暑いのは当然なわけです。今年の祇園祭は、3連休と重なって、さぞかし大変な人出でしょう。人いきれで、ますます蒸し暑いでしょう。
 境内に人影はほとんどなく、蝉の大合唱がうるさいぐらいでした。





       裏   返   る   蝉   の   な   き   が   ら   蝉   時   雨        蓬田紀枝子






           終わりかけの紫陽花 / 剪定済みの小径      マウスを載せれば写真が変わります
   紫陽花も終わりが近付いてきました。
 ほぼ毎日、摘花剪定作業をしているので、紫陽花園も少しさみしくなってきました。
 近年、紫陽花の新種がたくさん出るようになりましたが、その価格には驚いてしまいます。また、レースのような縁取りがあったりと、従来の印象の紫陽花とは少し異なってきたようにも思えます。
 今年は新しい種類の株をいただかなかったので、来年も種類は変わりません。でも、「ここがちょっとさみしいなぁ」と思う場所などがあるので、この冬にはまた挿し木株を定植して補う予定です。
 「もうやめておこう」と思っていた挿し木ですが、どうにも止まらなく、50株ほどは活着するでしょう。それもゆくゆくは、紫陽花園に定植します。
 ですから、真如堂の紫陽花園は、まだしばらくは‘進行形’です。


        いろいろな種類の木槿の花 / カット照る陽射しが似合います  マウスを載せれば写真が変わります
 木槿(むくげ)の花が盛りとなりました。今年の木槿は、調子がいいかも知れません。花がいっぱい付いています。
 総門を入ったところの駐車場脇にズラッと咲いていますので、写真を撮っていく方も多いですが、お昼過ぎなどは花も暑さで少しくたびれ気味ですので、撮るならば午前中のほうがいいかも知れません。
 この木も挿し木をしたものが10本ほどあるのですが、日当たりの良い場所が境内にはもうあまりなくて、植える場所に困っています。日当たりが悪いと咲かない、太陽大好きな木ですが、ご希望の方がおられましたら差し上げます。
 木槿の見頃は、まだしばらくは続きます。お越しの際には、ぜひご覧ください。
 近畿の梅雨明けは来週になりそうです。いずれにしても、暑い日が続きます。どうかご自愛ください。





       道  の  辺  の  木  槿  は  馬  に  喰  は  れ  け  り          松尾芭蕉