7/7版
蒸し蒸しとした小暑の日となりました。
今年は花数が少なくて残念ですが、訪れてくださる方は年々増えています。紫陽花の名所は京都にもたくさんありますが、真如堂は何よりも無料なのが好評です。 先日来、時間を見つけては剪定作業を進めていますが、雨も多く、なかなか進まずに焦っています。来年の花付きに影響する大事な作業なので、早く、上手に進めたいです。 今日も剪定をしながら、通りがかりの方に求められて切り取った花を差し上げたり、挿し木をしたいという方に手順を説明したり。中には話し込む方もおられたりして・・・。 最近は、いろいろと作業のことを考えてしまって、「あー綺麗だなぁ」と単純に花を愛でられなくなったのが残念です。
最近では、日本蜜蜂の愛好家の方などが蜜源としてこの花を注目されていたりして、時々、小グループが見に来られたり、冬に種を拾いに来る方もおられます。 あまりに大きくなって、他の木々が陰になってしまうので、去年、枝を払ってもらいました。ですから、今年は不格好で、花も少ないです。 三重塔の西側の草原の中では藪萱草が咲いています。毎年同じところに咲くのですが、職員の中にはそんなことお構いなしに、雑草だと思って刈ってしまう人がいます。そんな目に遭わないように、今年は事前に竹の棒を立てて保護し、かつその回りだけはボクが草刈りをしました。甲斐あって、今年もちゃんと咲いてくれました。 少し薄暗い中に、日本的なオレンジ色の花が咲いているのは、どこか幻想的です。 4時頃から、ごく短い時間でしたが、どしゃ降りになりました。空が湿気を持ち堪えられなくなったのでしょうか? しばらくこんな空模様が続きそうです。 ひ と つ 萎 え ひ と つ は 咲 き て 野 萱 草 榎田きよ子
| ||||
|