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           くすんだ青空だった今日 / 緑を抜けて差す夏の光   マウスを載せれば写真が変わります

 21日の夜中からお昼にかけて、ちょっとした台風のようなお天気になって、平年の6月の半分ほどの雨が降りました。
 昨日は薄曇りでしたが、今日は朝から強い陽射しが照りつけて、最高気温も33度を越えました。とても炎天下にはいられませんが、湿度がそれほど高くないので、日陰にいれば過ごしやすいです。
 梅雨はこれから本格的になっていきそうです。雨も降ってくれないと困りますが、この頃の雨は降り方が尋常ではありません。‘女性的’な梅雨のほうが、雨による被害などもなくて有り難いですが、最近は男性以上に暴言暴行をする女性もいるので、もう梅雨を男女に喩えるのは無理になってきました。
 木陰でおしゃべりをする女性たちがいたり、中学の修学旅行生が掃除の体験をしていたり、それぞれの時間が流れる、静かで、暑い境内でした。





         梅  雨  は  降  り  梅  雨  は  晴  る  る  と  い  ふ  こ  と  を       後藤夜半






       花付きのいい今年の沙羅 / 実いっぱいの菩提樹の梢      マウスを載せれば写真が変わります
   先週満開を迎えていた菩提樹に代わって、沙羅の花が見頃となりました。菩提樹は、すっかり結実しています。「生者必滅」? ほとんどの花がほぼ確実に実を結んでいるのですから、大したものです。
 沙羅の樹は、最近では民家の庭木などに植えられることが多く、花もあちらこちらで見かけます。
 ‘本物’の沙羅の樹とは似ても似つかない日本の沙羅の樹ですが、暑い盛りに清楚な花を咲かせて、ポトリと散っていくこの花が、日本人の感性には合ったのでしょう。
 「わぁー 沙羅双樹の花!」と言って小走りに走り寄っていくのは、たいてい女性。女性に人気のある花ですね。


                鐘楼周りの紫陽花 / 朝の宝蔵裏      マウスを載せれば写真が変わります
 紫陽花の花が盛りになってきました。今年は開花が遅かった上に花が少なくて、ちょっとがっかりです。
 昨年、執事を辞めてから、紫陽花園に行く回数が減ってしまいました。花後の‘お礼肥’や冬の寒肥はちゃんと与えたのですが、‘愛情’がちょっと足りなかったのでしょうか? 少ない花を見て、反省頻りです。
 紫陽花の花数にも豊凶があって、花のよく付いた翌年は花の量が少なくなったり、秋があたたかいと紫陽花は休眠の支度ができずに花付きが悪かったりと、いろいろな要素が関係します。ボクばかりが悪かったのではなさそうです。
 来週は雨の日が多いので、紫陽花も生き生きとした姿を見せてくれるでしょう。楽しみです!





       よ  ろ  こ  び  は  い  つ  も  だ  し  ぬ  け  沙  羅  の  花         長崎小夜子