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             梅雨とは思えない青空 / 緑も濃くなりました     マウスを載せれば写真が変わります

 近畿地方は7日に梅雨入りしましたが、今日はカラッとした快晴。梅雨入り宣言をして雨が降るのはその日ぐらいで、その後はだいたい晴れる気がします。
 最高気温は30.9度まで上がりましたが、木陰にいると、それほど暑さは感じませんでした。
 青い空に少し色濃くなった緑。緑陰の爽やかな風。何とも心地よいひと時です。
 夕べはいい月夜でしたが、今日が満月。6月の満月は赤みがかって見え、アメリカではイチゴの収穫期に当たることから「ストロベリームーン」というとテレビで言っていました。でも、本当は、この日の月が特別に赤いわけではなく、太陽も朝日や夕日が赤く見えるのと同じ原理で、月も昇り始めと沈む時は赤く見えるだけなのだとか。なーんだ。でも、今夜は満月が見られそうです。
 この先、1週間の天気予報に傘マークはありません。でも、降水確率は30〜40%。梅雨といっても、週に3日ほどは晴れるらしいですが、適当に晴れて、適当に降ってほしいものです。





         梅  雨  晴  の  風  の  ま  つ  は  る  鬼  瓦          鈴木昌江






    ぶら下がるように咲く菩提樹の花 / この木全体が花だらけになります マウスを載せれば写真が変わります
 本堂前の菩提樹の花が、昨日、咲き始めました。去年よりも6日遅い開花です。
 数日前から、木の下で梢を見上げている人の姿を時々見ましたが、今か今かと見に来られている‘常連’の方かも知れません。お待たせしました、やっと咲きました。
 開花しているのはまだわずかですが、4〜5日で見頃になって、1週間後には最初に咲き出した花があっという間に結実します。10日間ぐらいで見頃は終わりますので、早い目にお越しください。
 ご存知の通り、日本で「菩提樹」と呼んでいる木と、インドでお釈迦さまが悟りを開かれた時の「菩提樹」とは、植物の分類上も違う木。日本のはシナノキ科、インドのはクワ科です。インドから中国に仏教が伝わった時、中国ではインド菩提樹が育たなかったので、葉っぱがハート型の木を「菩提樹」としたのだといいます。
 違う木ではありますが、中国、そして日本で「菩提樹」と決めたこの木は、ここ数日で何万という花を咲かせ、芳香を放ちます。見る人を元気にしてくれる木、そういう意味でも‘聖なる木’ですね。


             見頃の山紫陽花 / 花頭窓と額紫陽花      マウスを載せれば写真が変わります
 本堂裏のお堂の裏では、早咲きの紫陽花が見頃を迎えています。
 いま、見頃なのは日本の山紫陽花が主で、花は可憐で小さいものです。山紫陽花と西洋紫陽花を交配して作られた「アジアンビューティー」という新種も咲いています。
 今日の紫陽花園には、カメラを持った人が常におられるような状態で、「真如堂の紫陽花」が定着してきたようで嬉しいです。数年前まで、この場所が落ち葉や焼却灰の捨て場所で、鬱蒼としていたことを知っている人は少ないでしょうね。
 今年は、山紫陽花は別として、‘普通’の紫陽花の花付きがあまりよくない気がします。ちょっと心配です。
 山紫陽花の見頃は今! 他の紫陽花はこれからが見頃です。午後よりも朝のうちのほうが、花が元気ですよ。蚊が多い場所なので、虫除け必携です!




       紫  陽  花 や  よ  れ  ば  蚊  の  鳴  く  花  の  う  ら        加藤暁台