6/2版
夕べ9時半頃から夜中にかけて、雷雨でした。雨雲のレーダー画面を見ていると、山陰地方から赤く表示された帯状の雨域がどんどん近付いてきます。「これは大変だ」と思っていたら、急に風が吹き始めて、雷鳴が轟き、雨も降り出しました。真如堂近辺は赤い雨域の狭間になったようで、雨はそれほど大したことはありませんでしたが、猛烈な雨に見舞われたところもあったようです。また、夜の稲光は恐かったです。
名前の由来には、花が手にぶら下げる提灯に似ていることから「火垂る袋」と呼ばれるようになったという説と、花の中に蛍を入れて遊んだからという説があるようですが、今の時代には説明するのが難しいでしょうねぇ。 螢が出始めたという話をあちこちで聞くようになりましたし、先日、銀閣寺近くの琵琶湖疏水で飛び交う光景を目にしました。この花を見ると、「螢はまだかな?」と螢に思いを馳せます。 毎年この花が咲く場所は決まっているので、職員さんに刈り取られてしまわないように、マーカーをしてガードしています。花を咲かせるのも一苦労です。
普通の紫陽花と比べると、花が小さいのであまり目立ちませんが、色合いは深く、形も趣きがあって、とても魅力的です。 概して早咲きですが、その中でも早いものはもう盛りを迎えています。 急いでいる人には目に留まることはないでしょうが、ゆっくり散策をしている人は、境内のあちらこちらで山紫陽花の花をご覧になるでしょう。 先日までは少雨で少しくたびれた感がありましたが、昨日の雨のお陰で、今日は元気です。梅雨が待ち遠しいことでしょう。 今日も、本堂前の菩提樹の蕾を見上げている人がおられましたが、菩提樹の花も今年は遅れ気味です。開花は、来週半ば頃でしょうか・・・。 これからも、いろいろな花が楽しめる季節が続きます。 を さ な く て 蛍 袋 の な か に 栖 む 野沢節子
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