4/28版
春から初夏に向かう、さわやかな快晴の日でした。
もみじの梢には小さな紅い花が付いていますが、そろそろ終盤で、花柄をずっと降らし続けています。それが落ちきったら、スカッとした新緑一色になります。 連休だからといって、真如堂を訪れる人はそれほど増えません。この素晴らしい景色を、多くの人はあまりご存じないのですねぇ。 緑の若葉あふれる清々しい景色の中で、のんびり本を読むもよし、お茶とお菓子で一服するもよし。混雑を押して無理して出かけるよりも、ずっといいかも知れませんねぇ。 好 き な 道 好 き な だ け ゆ き 春 惜 し む 茂里正治
あちこちで、平戸つつじが咲き始めました。桜の開花も遅れましたが、つつじの開花も、例年より少し遅いようです。 本堂の右脇では、藤が咲き始めました。でも、棚よりも上でしか咲いていないので、気が付かない方もおられると思います。達磨藤なのでしょうか? 花房が短くてずんぐりしているので、‘達磨’の名があります。 鐘楼の周りで咲いていた八重桜は、そろそろ終わりが近付いていて、樹下は桃色の花びらが積もっています。散る花びらの中に立っていると、何だかとっても幸せな気分になれますよ!
また、門の前では、卯の花が咲き始めました。夏が来るのですねぇ〜 ♪ 歌では、卯の花の匂う垣根に〜」とありますが、実際はあまり香りません。この「匂う」というのは、香りがするという意味ではなく、花が盛りに咲いているという意味なのだそうですよ。 たくさんの方に楽しんでいただき、写真を撮っていただいたレンゲも、ピークを少し越えた気ががします。今日も、陽が当たって、とても綺麗でした。 若葉が美しく、花いっぱいの季節を、どうか満喫なさってくださいね! 晩 春 の 庭 に 咲 く 花 終 る 花 稲畑汀子
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