2/24版
春が来たかと思うぐらい温かい日があったかと思えば、また冬へ逆戻り。春と冬の、息をもつかせぬせめぎ合いの毎日です。
これから見頃を迎えるのは、何といっても本堂北側の馬酔木です。白くかわいい馬酔木の花が少しずつ咲き始めています。 自坊の前の白梅は、盛りを過ぎました。昨年、植木屋さんが思いきって剪定してくれたので、今年は花も疎らです。梅の実の収穫もほとんど無理でしょう。梅干しを漬ける作業がお休みできるので、ちょっとうれしいです。 椿の「太郎冠者(有楽)」は、次々と花を咲かせています。蕾のうちはきれいなピンク色なのですが、いざ開くと、花びらの端が茶色くなっています。病菌に感染しているのか、虫などの仕業かわかりませんが、ちょっと残念です。 目を野に転じると、そこかしこにスミレが咲いています。真冬に比べて花の数が増え、花も大きく立派になってきました。 ほとんど動きがないようにも見えますが、植物たちは私たちよりもずっと敏感に春の訪れを感じているのですね。 庭 草 の 息 吹 確 か や 梅 二 月 池部久子
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