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         日の光が本堂で遮られている境内 / あっ、越えてきた!  マウスを載せれば写真が変わります

 昨日はずっと大雪警報が出ていましたが、ほとんど雪は降らず。夜遅くには結構降って積もり始めていたので、今朝の積雪が心配でした。でも、朝起きてみると、幸いに大して積もっていませんでした。屋根は木々の枝は白くなっていましたが、地面はまだらに積もっているだけ。ただ気温が低くて、凍てているところもあって恐かったです。
 建国記念日で土曜日とあって、仕事が休みの人が多いのでしょう。境内には、早くからカメラを持った人が何人もおられました。
 いつものことですが、まだ薄暗いうちから来る人もおられます。意気込みはわかるのですが、「写真はまだ撮れないでしょう?」と思って拝見しています。
 今朝はお天気もよく、日も差しているので、あっという間に雪は消えていくのではないでしょうか? それとも、まだこれから降るのでしょうか?




     建   国   の   日   の   あ   め   つ   ち   の   美   し   き         大隈草生雄






        石畳は蓄熱している / まだらに雪が積もるもみじの枝   マウスを載せれば写真が変わります
 写真をご覧いただいたら判ると思いますが、土の上や苔の上は白くなっていますが、石畳の上は雪が積もっていません。
 夕べから結構冷え込んで、今朝はマイナス1度ほどでしたが、石を冷やすほどではなかったのでしょう。逆に、石畳の上まで雪が積もっていたら、よほど冷え込んでいるか、雪が多かったということです。
 冷え込みや雪の質によって、木々の枝への積もり方も違います。今朝の雪は、ベタ雪とまではいかなくても、結構水分が多かったのではないでしょうか。
 一冬に1回来るか来ないかというレベルの寒波だと天気予報は伝えていましたが、今朝の雪を見ていると、「あー、やっぱり立春を過ぎた頃の雪だなぁ」と思いました。


            白い花が咲いたもみじ / 細かく白い枝がきれいです  マウスを載せれば写真が変わります
 境内の花は、先週と変わっていません。水仙や椿などが咲いています。最近は見に行っていませんが、本堂の北側の馬酔木もそろそろ咲き始めているでしょう。山茱萸ももう少ししたら、蕾が少し割れて黄色い花色が見えてくるでしょう。年によって多少の早い遅いはありますが、冬から春にかけてのいつも通りの営みが行われています。
 今日は、雪で滑りそうなので、花の写真はお休みさせていただきます。
 少しずつ日が長くなってきました。彩りの乏しかった境内にも、少しずつ色彩が増えていくでしょう。もう1回ぐらい、うっすら雪が積もることもあるかも知れませんね。
 春へのわずかな兆しを探して回るのも、今の時期の楽しみです。表向きは何もない境内ですが、ぜひお越しください。




     木   の   前   に   き   て   力   ぬ   く   春   の   雪        永田耕一郎