2017/1/6版
新しい年を迎え、皆さま、いかがお過ごしですか?
鐘楼の周りなどでは水仙が見頃になって、甘い香りが漂っていますが、他の花はほとんど咲いていません。 もみじの葉っぱは落ちきっていますが、その梢にぶら下がって風に揺れているのは種。薄い羽根の根元に重りのように種が付いていますので、枝を離れるとクルクル回りながら落ちてきます。 よく観察してみると、去年はいっぱい実を付けていた木が、今年はまったく付けていなかったり、その逆だったりします。毎年たくさんの種が付くのではなく、結実には隔年や一定の周期があるのかも知れません。今冬は概して種が少ない目です。これは気象の影響でしょうね。自然の知恵に触れた気がしました。 本堂前の手水に、時折、花を置いていく人がおられます。‘色’の少ない時期、この花の色がとても鮮やかに見えました。 美 し き こ と は よ き も の 松 の 内 星野立子
除夜の鐘を撞きに集まった人は、約500人。1割以上は外国人かと思うほど、多国籍の人たちによる鐘つきです。真如堂は京都大学などにも近いので、留学生などが近くにたくさん住んでおられます。 11時45分から僧が撞き始め、その後は4〜5人以上で1撞き。108つに収めるための‘秘策’です。 係の僧が指示をして4〜5人以上のグループを組んでいきますが、日本人だけのグループもあれば、外国人だけ、混成グループなどいろいろ。鐘を撞くタイミングを指示する係の僧も、言葉が通じないので苦労していました。 その余波で、鐘を撞くペースが例年よりも速く、1時間余で終了。元旦は早朝から修正会があるので、早く終わって、少しでも長く眠れるのは有り難いことでした。 2017年が、皆さんにとって佳き年になりますように・・・。 命 継 ぐ 深 息 し て は 去 年 今 年 石田波郷
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