12/23版
年末だというのに、寒さの緩んだ日が続いています。昨日の京都の最高気温は17.5度と、11月中旬並み。寒さに少し慣れた体には、温かすぎるくらいでした。
落ち葉掃除もほぼ終わり、後は‘仕上げ’の掃除を残すのみです。 観光客の姿は消えましたが、それと入れ替わるように墓参をする人の姿を目にするようになってきました。 地域や宗派、その家の風習によっても違いますが、真如堂ではお正月にたくさんの方がお墓参りをされます。お正月の墓参は家族揃ってお越しになることも多いので、ひょっとしたら秋のお彼岸よりも人数は多いかも知れません。 お正月は奥さんの実家に行くので早い目にという方、年末にお墓もきれいに掃除をしてお正月を迎えるという方などいろいろですが、12月半ば頃から墓参者は多くなります。 降ったり晴れたりで参道がぬかるむ中、老夫婦が支え合いながら、おばあさんから孫まで3代揃っての大人数という方々などが、静まりかえった境内を行き来しておられました。 時 雨 る る も 晴 る る も 風 の 意 の ま ま に 稲畑汀子
数年前に球根を移植した水仙ですが、日当たりがあまりよくない場所が多いにもかかわらず、今年もちゃんと咲いてくれました。うれしいですねぇ〜。 他に咲いている花といえば、椿でしょうか。でもまだ‘探せば見つかる’という程度です。 自坊では、侘び助が紅、桃、白と、3種類ほど咲いています。 大輪の椿は見栄えしますが、侘び助のような小さな控えめな種類は、饒舌ではないものの、しっかりとした存在感がある気がします。 さぁ、今年もあと1週間余。お忙しいでしょうが、ご自愛ください。 数 へ 日 の こ こ ろ の は し を 人 通 る 矢島渚男
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