12/16版
昨日の朝ほど冷え込みませんでしたが、朝7時頃に時雨が少し固まって雪のようになりました。どうやら、それが京都市内の初雪となったようです。
1か所は、本堂裏の万霊堂の前です。そして、鐘楼の前、三重塔の西側です。さすがに往時のような色合いではありませんが、「盛りの時にはきれいだっただろうなぁ」と想像させるには十分でしょう。 お天気の日には、外回り担当の職員さんが、ブロアと落ち葉を入れるトン袋を持って、境内の落ち葉を集めて回っています。落ち葉掃除が終わった場所は、まだ境内の1/4程度。まだまだ先は長く、おそらく年明けまではかかるでしょう。 人波が消えた境内は静かです。静かな中に、紅い色の名残の紅葉が目に飛び込んでくるのは、とても新鮮。オススメの季節です。 落 葉 ふ む 音 な き 落 葉 肩 に 受 け 及川 貞
先日、折れて倒れたものがあったので、勿体ないと思って切って持ち帰り、花瓶に挿しておきました。そうしたら、その花の香りの強いこと! 食事をする部屋には置いておけませんでした。一番咲き始めの花には、この時期を待っていた濃い思いのようなものが詰まっているみたいでした。 すみれの花も、2週間ほど前から咲いています。春に咲くのが普通だと思うのですが、自坊の前では毎年真冬から咲き始めます。落ち葉が寒さを防いでくれているのでしょうか? 何もないように見えますが、宝探しのようなつもりで境内をゆっくり歩いてみてください。きっと、「あっ!!」という出会いがありますよ。 野 水 仙 こ こ に 香 を 溜 め 香 を 放 ち 稲畑汀子
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