12/9版
それほど寒くはない、曇り時々晴れの日でした。
‘残り福'は境内のあちこちに分散しているので、カメラを携えた人は見通しの良くなった境内の遠くからでも、その場所を見つけて一目散です。 お天気が続いているので、地面に落ちたもみじ葉はカラカラに乾いて、美しい敷き紅葉はもう見られません。今日からは落ち葉掃除も本格化して、カラカラに乾いたその敷き紅葉も少しずつ姿を消していきます。あと2週間もすれば、紅葉の名残も消えた、冬枯れの境内になるでしょう。 今年は紅葉が見られなかったという方、雨が降るまでのこの3日ほどが最後の最後の見頃ですよ! 冬 紅 葉 冬 の ひ か り を あ つ め け り 久保田万太郎
でも、墓地の南天は、お正月の供花の材料とするために、これから採られて行ってなくなります。また、境内に生えている南天や千両は、やがて鳥たちの食料となって消えていきます。ですから、今が見頃というわけです。 さて、自坊では10月以来ずっと十月桜が咲き続けていますが、ここ数日は何故か花数が増えてきました。 紅葉期に開催された「かふぇ水琴窟」にお越しになった方にも、「あらっ! 桜!」と楽しんでいただき、十分にその存在感を発揮してくれました。その感激の声が桜に届いたのでしょうか? これから4月の‘一般的な'開花時期まで、ずっと咲き続けてくれる十月桜。4月の花に比べたら、形は小さく、色も淡いですが、寒中の私どもの目を楽しませてくれる貴重な花です。 日々慌ただしくなってきます。どうか、お風邪など召されませんように・・・。 島 生 み よ か の 落 涙 の 赤 い 実 よ 八木三日女
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