10/21版
朝、落ち葉の掃除をしている時、サァーッと吹いてきた風に冬を感じました。気温は低くはなかったのですが、風は冷たく、北風でした。
桜の葉っぱは紅く色付き、毎日、少しずつ散ってくるので、掃除が大変です。そうかと思うと、総門前の桜は、もう1ヶ月以上、花を咲かせ続けています。春よりも長く楽しめていいかも知れません。 自坊の前にある無患子(むくろじ)も、毎日、たくさんの葉を散らせています。この木は黄金色に紅葉するのですが、まだ少し黄色くなり始めたばかりなのに、もう散ってしまっています。残念です。 本堂の裏の山茱萸の実が、紅くなりました。ツルッとした光沢のある、楕円形の実に日の光が当たると、キラリと光って、とても綺麗ですよ。 境内をグルッと回ると、「あっ」という発見が必ず一つはあります。季節が移ろう頃の楽しみです。
9月30日のこのページに書きましたが、この朝顔は、ヘブンリーブルーを断念して、代わりに植えた琉球朝顔で、霜が降りるまで花を咲かせてくれるようです。境内が紅葉の景色に包まれた時には、ちょっと不似合いになってしまうかも知れませんね。 酔芙蓉もまだ咲いています。少し花が小さくなって、2日間咲くようになりました。1日目は白から薄いピンクに、2日目で濃い紅色に変わってきます。‘裏写真'は、1日目の花と2日目の花が一緒に咲いているわけです。酔芙蓉も、もうしばらく楽しめます。 こんなふうに、いろいろな季節の風情が同時に楽しめる今の季節は、とってもお得かも!? ちょっと、中途半端ですが・・・。 明後日は、もう霜降ですね。いろいろな楽しみ方を見つけ出して、秋の京都を満喫なさってください! ゐ な く な る ぞ ゐ な く な る ぞ と 残 る 虫 矢島渚男
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