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              萩の咲きこぼれる境内 / もみじの葉も少し秋の気配  マウスを載せれば写真が変わります

 秋雨前線などの影響で、今日は曇天か小雨だろうと思っていましたが、午後からは少し青空も出て、気温も4日ぶりに30度を越えました。
 この調子だと、今夜もお月さんが見られるかも知れません。夕べは、雲間に見え隠れする名月が、何とも情趣がありました。
 境内の秋は、先週よりも少し深まりました。彼岸花は彼方此方で咲いていますし、萩もよく咲いて来ました。木々の緑も少し変わり、中にはかなり紅くなっているものもあります。
 今年は日本に上陸する台風の数が多いそうで、特に東北や北海道は大きな被害を蒙っておられます。京都は、今のところ近付く台風もなく、もみじの葉が強風でダメージを蒙ったということもありません。そろそろ、「今年の紅葉は?」という話題が出始める頃ですが、「今のところ、葉っぱは元気です」とだけは申し上げられます。
 明日から連休という方もおられるからでしょうか、今日の境内は観光客らしい方が少し多く見られました。相変わらず、ポケモンハンターも出没しています。





      こ  れ  か  ら  の  萩  の  こ  ぼ  れ  を  見  届  け  む          坂本敏子






           時ならぬ赤門前の桜 / 遅めに見頃を迎えた酔芙蓉く   マウスを載せれば写真が変わります
 秋の花が咲くのは当たり前ですが、今話題になっているのは、赤門(総門)前の桜の花。車で木の下を通った人でも気が付くぐらい、結構な数が咲いています。花は春と比べると小振りですが、色も白あり濃いピンクありで、なかなか可愛いものです。
 ボクが写真を撮っていたら、たまたま塔頭の若い兄妹も写真を撮りに来ました。‘拡散'するかな?
 この桜の木は、少雨だった8月にたくさんの葉を落としました。日照りや害虫などで葉っぱが減ると、桜は「花を咲かさなきゃ!」と勘違いすることがあります。この木は、去年も今頃に花を咲かせていた、勘違いの多い、そそっかしい木なのです。
 同じ門前では酔芙蓉がよく咲いています。先に植えた真如山荘前の株の元気がないのに比べて、此処の株は元気です。この場所は、たくさん雨が降った後に水がわき出てくるほど、水分の多い土壌です。水を好む酔芙蓉には適しているのでしょう。
 19日からお彼岸です。でも、もう既に墓参に来られる方が多くなってきています。週明けには台風が近付いて来そうですから、明日からは一気にお墓参りの方が増えるでしょう。
 台風にお気を付けください。




        秋   の   野   の   花   の   高   さ   に   風   遊   ぶ          後藤 ヨシ江