７／２版　

青空に足場の掛かる三重塔 ／ 美しい木漏れ日の本堂裏 　　マウスを載せれば写真が変わります

　昨日までは梅雨らしいお天気が続いていましたが、今日は一転して真夏のようなお天気。太陽がカーッと照りつけ、日向にはじっとしていられないほどです。最高気温は３４．７度でした。
　もう梅雨明け？　いえいえ、まだまだ。京都では、都大路が祇園祭で熱気を帯びてくる頃に梅雨が明けます。高温多湿で疫病が流行りやすい時期に、それを鎮めるために行われるのが祇園祭。昨日から、そのお祭りが始まりました。
　それにしても、こんな青空、何日ぶりでしょう！　今日は空が青いので、緑がとてもきれいです！　木漏れ日の参道を散策するのは、とても心地よく、新緑の頃が思い出されます。

今日はくっきり比叡山 ／ 新録の頃のような柔らかき緑　　　 マウスを載せれば写真が変わります

　また、今日は、本堂からの比叡山の眺めが最高でした。これだったら、三重塔の足場に登ったら、必ずや素晴らしい景色が楽しめたことでしょう。でも、今日は職人さんが上がっていたので、お邪魔するわけにはいきませんでした。
　週間予報では、来週には雨マークが見当たりません。しばらくは梅雨の中休みが続きそうですが、その後は梅雨後半の激しい雨の日があるのでしょうか？　どうか、平穏に梅雨が終わりますように・・・。
　洗濯物をカラッと乾かすのは、今でしょ！　ちょっと古い・・・。




　　 　　 　　　梅　　雨　　晴　　れ　　て　　一　　度　　に　　生　　れ　　糸　　と　　ん　　ぼ　　　　　　　　　　稲畑汀子

好天に眩しい木槿の花 ／ その名の通り Golden Rain Tree　　マウスを載せると写真が変わります

　年々よくなって、今年はたくさんの方に喜んでいただいた紫陽花も、かなり色が褪せてきました。これからは剪定作業に追われる日が続きます。植物を育てるには、‘適期'を逃さないのが大切です。しばらくは、何をおいても剪定です。
　木槿の花も盛りです。昨日はいっぱい咲いていたのに、今日は花数が少な目でした。お天気との相関関係でもあるのか、調べてみたら面白いかも知れません。
　自坊の、もくげんじ（栴檀葉の菩提樹）は、今が満開。樹高は５メートル、丸く繁っているその樹全体が鮮やかに黄色くなっていて、英名「Golden Rain Tree」の名の通り、‘金色'の小さな花が、パラパラ、パラパラといっぱい降って来ます。
　写真のような光景が見られるのは、自坊の庭からだけ。先日は、どこで聞いたのか、２０人ほどの団体がドヤドヤと断りもなく門の中に入ってきて驚きました。
　暑さも日ごとに本格的になってきました。どうかご自愛ください。




　　 　　 落　　　し　　　文　　　開　　　き　　　て　　　捨　　　て　　　る　　　夢　　　一　　　つ　　　　　　　　　　安斉君子

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