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            色の濃くなった緑と真っ青な空 / 強い木漏れ日の参道   マウスを載せれば写真が変わります

 朝は12度台まで気温が下がり、肌寒い気候へ逆戻りしましたが、雲一つない快晴が夕方まで続き、最高気温は28.6度まで上がりました。日差しが強かったので、日向にいるとジリジリと肌が焼けるような感じでした。
 湿度は、夕方には10%前半にまでなり、空気はカラカラ。気持ちのいい、日陰にいると清々しい日和でした。
 5日は、二十四節気の「芒種」。芒のある穀物や稲や麦など穂の出る穀物の種をまく時期ということに由来する名です。京都近辺の田植えは、今では5月の連休にされることが多いですが、かつてはこの時期だったのでしょうね。
 梅の実も少し黄色くなって、ポトポトと落ち始めました。近くの琵琶湖疏水では、蛍がよく飛んでいるようです。
 間もなく、梅雨入りですね。


       菩提樹を見上げてワイワイ / 咲き始めのフレッシュな色合いの花  マウスを載せれば写真が変わります
 今日は、いつもよりずっと多くの人が境内を訪れました。菩提樹が咲き始めたからでしょう。
 昨日、真如堂の公式ホームページやFacebookで、菩提樹が開花したことをお知らせしました。昨日の今日ですから、きっとそれをご覧になったのでしょう。カメラを持った方も大勢でした。
 昨年の開花は2日、一昨年は6日、一昨々年が7日でした。平均よりは、少し早い開花です。それを待ちかねている‘ファン'の方も多いのでしょうね。
 あの独特の香りはまだわずかにするだけですが、これから日に日に香ってくるでしょう。熊ん蜂も飛び回っていました。
 何万という蕾のまだ1割も開いていません。咲いてしばらくすると、黄味が濃くなり、やがては褐色に近づいて行く花色ですが、今はまだ綺麗なクリーム色。今日は、咲きたての新鮮な菩提樹の花が青空に映えて本当にきれいでした。
 今日お越しになった方は、本当にラッキーでしたね!




       も  し  か  し  て  菩  提  樹  の  花  こ  の  匂  ひ          飯島晴子





                  ハッとする美しさ / 紅と碧の山路際     マウスを載せると写真が変わります
 山紫陽花が、いま盛りです。
 紫陽花園の中には、母の日のプレゼントの鉢植えの紫陽花も植わっています。看板に「要らない鉢植えなどがあったら、お譲りください」と書いてあるのに応じて、お持ちくださったものです。いま流行の紫陽花は、派手で、花の大きな品種が多く、見栄えもするので、他の紫陽花の中にあっても、すぐにわかります。
 それに比べて、ちょっと控え目で、それでいて深い色合いの山紫陽花は、また違った美しさです。
 これから見頃の花は、山紫陽花から従来の紫陽花や西洋アジサイへと移っていきます。毎日、朝・昼・夕と見ていても、ボクは見飽きることがありません。
 今日のような日差しの強い日は、紫陽花にはちょっと可哀相。手まり咲きの大きな蕾は、すっかり頭を垂れていました。
 雨が欲しい時には降ってくれないし、もう充分という時には降り止まないし・・・日曜日の雨の予報にちょっと期待です。




      約  束  は  た  だ  の  あ  じ  さ  い  だ  っ  た  の  に        なかはられいこ




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