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23・24日には、33.1度、32.4度を記録しましたが、今日はいつ雨が降ってもおかしくない空模様で、最高気温は何と23.6度。力仕事をして汗だくになっていたので、「ホント? 間違ってない?」と思うほどの気温です。湿度が60%以上あるので、体感温度は低くないのかも知れません。
紫陽花園の中のこの一角だけ山紫陽花が植わっているのですが、他の紫陽花はまだ咲いていないので、この場所に来ると一気に華やかに雰囲気になります。 最近の西洋紫陽花は実に色鮮やかですが、山紫陽花の色はまたそれとは違って、しっとりと深みのある色合いに思えます。少し薄暗い中に、引き込まれそうな青が幻想的でした。 紫陽花の季節は、いま始まったばかり。これからが楽しみです。 境内では、さつきが見頃です。職員さんに、つつじの剪定を頼んだら、危うくさつきまで刈られてしまいそうでした。そんな危機を乗り越えて、満開となってくれました。
花といっても、まったく目立ちません。ボクが櫨だと思ったのは、目で見てではなく、頭で考えたからです。「特定の場所に行くと香ってくる・・・蜂の羽音がしている・・・あっ、櫨か!」と。それほど目立たない花なのです。 でも、この香りに誘われて、蜜蜂たちがいっぱい! よほど、蜜が多い花なのでしょう。蜜蜂の研究をしている方に、「蜜源として櫨を増やしたらどうですか?」と聞いたことがありますが、「かぶれるのでダメです」という答えでした。然り。 しばらくは、この花の香りと蜜蜂の羽音を楽しませてもらいましょう。 自坊の前では、自生している蛍袋が次々と咲いてきました。 銀閣寺あたりの琵琶湖疏水でも、ここ数日、螢が見られるとか。‘蛍袋'とは、実に上手いネーミングです。 境内に咲いている蛍袋は、ほとんどが白花ですが、今日は書院の蹲いの脇で紫の花を見つけました。紫蘭を植えた時に着いて来たようです。こんなふうにして、植物が分布していくこともあるのですねぇ。 もうしばらくすると、近畿も梅雨入りでしょう。雨の景色も、また楽しませてもらいましょう。 曇 り 日 も 蛍 袋 の 白 さ あ り 阿部みどり女
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