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                       眩い新緑!         マウスを載せれば写真が変わります

 気温は20度近くあって、朝から夕方まで快晴でしたが、風が強かったので、体感温度は低めでした。バイクで走っていると、風に煽られてふらつき、ちょっと恐い思いをしました。
 それにしても、新緑の美しいこと! お天気が良かったので、本当に美しく、清々しい新緑を堪能できました。
 普段は花などに目もくれない人までもがゾロゾロとやってくる桜の頃とは違い、今は静かで、眩いばかりの新緑をゆっくりと楽しめます。
 もみじでも、それぞれの木に個性があって、早く芽を吹くもの、晩熟のもの、黄色っぽい新芽や鮮やかな緑色の新芽のものなど様々です。それに、桜の新緑や楠や樫などの広葉樹の葉の更新時期も重なって、‘緑系'のいろいろな色が混ざり合って、複雑な色を魅せてくれるのが今の時期です。
 実に、美し〜い!




    な   つ   か   し   き   く   ね   く   ね   道   や   風   光   る          市野沢弘子






           重たそうな八重の花 / 鐘楼の中から鑑賞す       マウスを載せれば写真が変わります
 鐘楼周りの八重桜「関山」は、今が盛りです。暑苦しいほどに、重量感のある花を咲かせています。
 本堂前からでも咲いている様子は垣間見えるのですが、ほとんどの人は気付かずに通り過ぎてしまいます。そこで、今日、「八重桜開花→」の看板を出しました。これで、より多くの人が見てくださるでしょう。
 鐘楼の基壇に登ると、目の高さで桜が見られます。これが圧巻。見上げても、また圧巻です!
 元三大師堂の近くでは、「普賢象」が咲いています。こちらも八重ですが、色は薄いピンク色で、「関山」よりも品があります。
 2本の木があるのですが、ひっそり咲いているので、気が付く人は稀です。いつ、誰が植えたのでしょう? これまで、ボクも数百株の草木を境内に植えてきたので、ついそんなことを考えます。


            上り藤と本堂の破風 / これからが見頃のレンゲ     マウスを載せると写真が変わります
 本堂の南側では、藤の花が咲き始めました。
 この藤は、花が棚の下に垂れてこず、棚の上だけで咲いています。「上り藤」でしょうか? あまり評判はよくなく、見た目にもイマイチです。
 数年前に花が垂れ下がる種類を3株ほど植えましたが、なかなか大きくなってくれず、まだ一度も咲いたことがありません。立派に咲くには、まだ当分掛かりそうです。
 真如堂の寺紋は「藤巴」。寺には縁のある木です。
 本堂の裏や自坊の前では、レンゲが咲きそろってきました。「こんなところにレンゲが!」と驚く人もおられます。今では田舎でもあまり見なくなりました。レンゲは、秋に種を蒔いたもの。勝手に咲いているのではないのですよ。
 子供の頃の郷愁からか、ズカズカと入ってはレンゲをなぎ倒すご婦人が何人もおられたので、今はロープを張って養生しています。それでも、摘んでいったりする人がおられます。困ったものです。
 境内は、新緑はもちろん、たくさんの花が咲いています。ぜひ、‘いのちの洗濯'にお越しください。




     吾   も   春   の   野   に   下   り   立   て   ば   紫   に          星野立子





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