4/10版 




          新緑の色定まらぬ正面参道 / 苔の色も日に日に春色に  マウスを載せれば写真が変わります

 最高気温が、昨日は、24.7度と夏日寸前! 曇天の今日は、22.2度でした。でも、明日の予報では、何と13度! まだ安心できません。
 染井吉野の季節もほぼ終わり、昨日には、「あっ、新緑のスイッチが入ったなぁ」と思う瞬間がありました。桜の花は影を潜めて、目に映るものは、まだ色も定まっていないものの新緑。境内の景色が大きく変わった気がしました。
 京都市内も先週は大変な人で、その余波が今週半ばまで続いていましたが、今日は少し落ち着いてきました。例年ならまだ染井吉野も見られる頃なので、そのつもりで組まれたツアーはやって来られますが、個人の方はグッと減りました。
 普段は花や自然に興味もない人までもが、「花よ花よ」と浮かれる季節が終わり、ようやく静かな、それでいて目にも清々しい新緑の季節がやってきます。




    新   緑   の   香   に   新   緑   の   風   を   待   つ        稲畑汀子






      鐘楼周りの「関山」咲き始める / 「手弱女」の幼木に花      マウスを載せれば写真が変わります
 染井吉野は終わりましたが、鐘楼周りの八重桜はこれからが見頃。少しずつ咲き始めています。
 ほとんどの方は見つけることができないと思いますが、「普賢象」はまだもう少し先。幼木ながら、「手弱女」や「御車返し」は今が見頃です。
 境内にある桜は約70本。桜は増やさない方針なので、もみじの1/5程度の本数です。でも、染井吉野は増やすつもりはありませんが、他の桜はなかなか魅力的でもあります。
 いま、育てているのはヒマラヤ桜。まだ樹高50センチほどの幼木です。花期は12月。暖地を好み、四季のある日本では育ちにくい品種ですが、二冬を越しました。ひょっとしたら、育ってくれるかも知れません。
 珍しい品種や美しい花を見ると、増やさないつもりの桜でも、つい苗木をネットで注文してしまいます。桜は、もう少し増えるかも知れません。
 これからの季節は、境内でゆっくりお過ごしいただけます。本当に花がお好きな方、どうぞお越しください。


       さわやかな山吹の「黄」4/9 / 遠くからでも目立つトキワマンサク  マウスを載せると写真が変わります
 山吹、シャガ、レンギョウ、菊桃、椿、トキワマンサク、レンゲなど、実にたくさんの花が、今の境内には咲いています。
 その多くが、自分自身で植えたり、挿し木や株分けをして増やしたものなので、「また1年無事に過ごして、大きくなって、花を咲かせてくれたなぁ」と喜びもまた一入です。
 先日も、「真如堂って、こんなに花が咲いていたかなぁ? 増えたんじゃない?」と通りがかりに話している声を耳にしました。「ちゃんと見てくれている人がいるんだなぁ〜」と、とても嬉しく思えました。
 でも、草木の手入れは手を抜いてしまうと、育ちが悪くなったり、花数が減ってしまったりしてしまいます。やり始めたら、その状態をキープするために、ずっと愛情を注いで世話を続けなければなりません。自分の体力・気力を維持するのも大変だなぁと、最近はしみじみ思っています。
 そんな苦労を吹き飛ばしてくれるのは、やはり美しい花を咲かせてくれる今の時期。「また、草木と一緒に頑張ろう!」と、意気が上がる季節です。




     野   遊   び   や   笛   吹   く   口   を   し   て   み   た   り        木曽シゲ子





真如堂のFacebookページができました。ほぼ毎日更新していますので、ぜひ、お立ちよりください。