2/27版
今朝も、境内の場所によっては結氷していました。これで3日連続です。
馬酔木は、1割り程度の木が見頃を迎えています。いろいろな種類が交雑しているのか、木によって開花の時期が結構違います。また、去年は早く咲いた木が、今年は後れを取っていたりと、‘法則性’がないような気もします。 去年の花が終わった後、何日もかけて、職員さんたちが花殻を取りました。種を付けるため、木が力を使ってしまわないようにするためです。ですから、今年の花には、職員全員が期待しています。ぜひ、綺麗な花を咲かせてくださぁ〜い! きれいな花の裏には、そんな努力があるのですよ。 山茱萸の花も、いまよく咲いているのは、10数本あるうちの1本だけ。「春黄金」とも呼ばれるだけあって、その木の回りだけ、パァーッと明るくなっているようにも思えます。 フライング気味に咲き出した1本を除いては、まだあまり蕾が膨らんでいません。例年の見頃はお彼岸の頃ですから、他の木たちは、みんな冷静を保ってくれているようです。木の世界も、人間の世界と何だか似ているような気がしますね。
霞む山々も、風情があって美しいですねぇ。「あー、きれいだなぁ」としばらく見とれていました。 そんな一々の現象に「春だ!」と騒いでいても仕方ないのですが、ついついそんな光景を探してしまいます。昨日は蕾だった花が、今日は開花したりしていると、思い切りうれしいです。 紫陽花の新芽も、次第に大きくなってきました。霜にやられないかとちょっと心配ですが、紫陽花の世界にも‘待っている’のが苦手なものがいるようです。 今月になって、本堂の裏に、小さな紫陽花の株を100ほど植えました。一人前になるのは5年ほどかかりますが、春になって、新芽を伸ばす光景が今から待ち遠しいです。 ♪ 春よ来い! 早〜く来い! 春 な れ や 名 も な き 山 の 薄 霞 松尾芭蕉
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