2/14版
朝まで本降り。時折、かなり強く降っていました。
自坊の廊下のガラスは、すっかり曇って外が見えません。指で結露を拭おうとしましたが、直接ガラスに触れるだけ。ガラスの外側に結露していたのです。つまり、外のほうが気温が高くて、室内のほうが冷えているということ。こんな現象は稀です。
雨が上がったかと思ったら、一転して、朝の光が差してきました。木々の枝に付いている雨粒は、その光を受けて、眩いばかりに輝いています。まるで、無数のLEDを付けたかのようでした。
今日の最低気温は14.4度。最高気温は、なんと! 21.8度。とても2月の気温とは思えません。作業をしていても、汗がにじんできました。
いくら立春を過ぎたからとはいえ、このあたたかさは異常です。今年は、気温の変動があまりにも大きすぎますね。
声 群 る る 鳥 ゐ る バ レ ン タ イ ン の 日 花田由子
このおかしなお天気で、植物もどう対処すればいいのかわからなくなっているようです。
馬酔木が早く咲き出したのは、これまでにお伝えしましたが、椿も然り。例年よりも早く咲いて、花の数も多くありません。咲こうかもう少し待つか躊躇している様子で、咲き渋っているようにも思えます。気のせいか、花にも元気がないような・・・。
お彼岸の頃に盛りを迎える山茱萸も、もう蕾の中から黄色い花色が見えるようになりました。お彼岸まで、まだ1ヶ月以上ありますのに・・・。
開花が前後するのはちょっと季節感を勘違いするぐらいで問題はありませんが、まだ虫なども少ない時期なので、結実などにも影響が出てくるのではないでしょうか?
早春の境内、「あっ、この花が咲きだした!」と喜んだり、「あれはどうかな?」と様子を見に行ったり。派手な動きはありませんが、何かを発見する楽しみいっぱいの境内です。
枯 色 に 山 茱 萸 の 黄 の 新 し や 高木晴子
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