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新しい歳を迎えて、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
元三大師堂にまつられているのは、中央に元三大師の画像、向かって左の脇士は不動明王、右が地蔵菩薩です。 元三大師良源は、第18代天台座主として比叡山中興の祖と崇められ、また「観音様の化身」として数多くの強い霊験を顕され、厄除けの「角大師」や「豆大師」として広く信仰されています。京都市内には、この元三大師の霊場が18ヶ所あります。『京都名所案内図会』には、一番 盧山寺、二番 遣迎院、三番 真如堂、四番 尊勝院、五番 感神院、六番 養源院、七番 武日寺、八番 菅大臣社、九番 隆寛寺、十番 延命院、十一番 等持寺、十二番 大福寺、十三番 三宝寺、十四番 和光院、十五番 観音寺、十六番 天王寺、十七番 上善寺、十八番 般舟院とされていますが、廃寺となったものも多く、現在はこの通り巡礼することができません。 脇士の不動明王は、本堂のご本尊の脇士としてまつられている安倍晴明を臨死の難から救ったといわれている不動明王のお前立ち。「長寿不動」と呼ばれています。 今日の初護摩ではこの長寿不動の護符を御加持しましたので、後日、お申し込みいただいた方にお送りします(申し込みは締め切りました)。 初 護 摩 札 い の ち 惜 し め と 送 り 呉 る 西山 誠
雨の心配などいらないだろうと思っていたら、鐘の途中から時雨れだし、途中は本降りになりました。 除夜の鐘を撞きたい人が多いので、4〜5人で1回。その順番を待っていた人たちの、今までにないほどの長蛇の列が、急な雨でパッと散らばって減ってしまいました。多くの方は傘を持っておられなかったのです。人数が減ったお陰で、2〜3人で1撞きに変更。カップルで撞くことができた人もおられました。ラッキーでしたね! 撞きに来る人の1割程度は外国人。いろいろな国の人が集まって来られますが、力任せに撞こうとする人が多いのには困ります。かといって、説明するだけの語学力はありませんし・・・。 11時45分から撞き始めてからしばらくの間は、他のお寺の鐘の音がいくつも聞こえて来ました。雨が上がった後は、雲も晴れて月が冴えて見え、実にいい雰囲気でした。 真如堂の鐘は、1時半前には終了。他の寺々も終わっていましたが、知恩院の大きな鐘の「ゴォ〜ン」という地を這うような音だけが、ずっと聞こえていました。 さぁ、108煩悩を消すことが出来たでしょうか? 念 々 と 次 の 音 を 待 ち 除 夜 の 鐘 加倉井秋を
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