11/27版
今朝は今季一番の冷え込みで、4.6度。風も強くて、昼間もかなり寒く感じました。今までがあたたかすぎました。この季節は、これぐらいのほうが凜としていいかも知れませんが、いきなりこの寒さは堪えます。
紅葉するというよりは茶色くなっていたり、葉先から枯れ込んでいたり、中にはもうすっかり落葉している木もあります。木の植わっている場所の環境、木の年齢や‘体調'などによって、‘表情'が違います。元気そうに見えていた木が早々と落葉したり、ダメだと思っていた木が案外持ち堪えていたり、なかなか一様には判断できません。 ここ数日は、落ち葉掃除に追われています。昼間は人が多くて作業出来ないので朝一番に限られますが、せっかく今朝集めた落ち葉も、今日の強い風に散らばって、また落ち葉だらけ。自然のなせる技ですから、仕方ありません。
真如堂の土壌は肥沃ではありません。固く締まりやすい赤土で、場所によってはスコップを跳ね返してしまいます。有機物は少なく、礫も多い。そんなところに生育する木々も大変でしょう。 そんな木々の様子を点検して、冬の間のメンテナンス計画を立てたり、枯れることを見越して近くに代替木を植える予定をしたり、紅葉の季節はただ‘綺麗だなぁ'だけでは過ごせません。 また、小枝を持ち帰ったり、植えてあるものを根こそぎ抜いたりと、こちらが考えてもいなかったようなことをする人もいます。また、外国人が急増し続ける昨今は、どうして境内の秩序を守っていくかも大きな問題です。そして、毎年毎年、その課題は変化していきます。自然が相手のことならばある程度諦めが付きますが、‘人'が相手のことに対策を練らなければならないのには疲れます。 さぁて、来週お届けする写真は、かなり冬景色に近付いているでしょう。早く、境内にお越しください。 枯 れ て な ほ 転 が り 走 る 落 葉 か な 鈴木阿久 恒例の「かふぇ水琴窟」が、今年も吉祥院で開店します。今年は、施設のメンバーの就職や実習で開店日が少なく、11/11・18・19・22・23・26・29・12/1・2日の11:30〜15:30です、ご来店をお待ちしています。
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