9/26版
シルバーウイークの間は秋晴れが続きましたが、24・25日と雨が降り、今日もほぼ曇天。気温は28度でしたが、結構蒸し暑い日でした。
境内に何株の萩があるか数えたことはありませんが、萩の名所として雑誌やWEBに取り上げられたこともあります。 日陰の多い境内、こぼれるが如く咲いている萩は、そんなに多くはなく、「名所」といわれるのもおこがましいので、最近はそういう紹介を辞退しています。「大したことないなぁ」と言われるのも嫌ですし・・・。 一昨日あたりから、境内でも金木犀の香りが漂ってくるようになりました。 8軒ある塔頭の庭は別として、境内の金木犀はおそらく1本。本堂前から墓所に通じる道端の地蔵尊の脇にあるだけです。 金木犀も陽の光が大好きな木ですので、木々の蔭になってしまうその場所では、決して花付きはよくありません。それでも、さすがに金木犀。少し離れた場所にいても、香りで開花を知らせてくれます。 正面参道の生垣の中には、近年植えた銀木犀の幼樹が白い花を咲かせますが、ほとんど香りません。 最近は、金木犀の香りにトイレの芳香剤を連想するという方を聞きませんが、製品がなくなったわけではありませんよね? アレルギーの方で、金木犀が咲く前から気配を感じるという方を知っていますが・・・。一つの花に対する感じ方は、皆さんいろいろですねぇ。
たくさんの蝶が集まって来ていますが、とりわけ多いのはツマグロヒョウモン。常に10頭ほどが群れています。アオスジアゲハもよく見かけます。 待ち焦がれている浅葱斑(アサギマダラ)は、まだ飛来せず。もう少し涼しくならないとやって来ないかも知れませんが、藤袴の花もそういつまでも咲いてくれません。さぁ、今年はやって来てくれるでしょうか? 待ち遠しいです。 朝の咲き始めは白く、お昼頃には薄いピンク、夕方になると濃いピンクに花色を変える酔芙蓉ですが、その日の気温によって、色の変わり方にバリエーションがあります。 最高気温が30度を切るようになったこの頃は、夕方に濃いピンクに変わることがなくなり、薄ピンク止まり。今朝は、昨日の花が濃いピンク、今日咲いた花が白色で、とても綺麗でした。 少し意味が違いますが、毎日、蝶よ花よと楽しめる境内にいる幸せを感じます。 明日は中秋の名月。明日はお天気も良さそうなので、明月を楽しめそうです! 萩やすすきが盗られませんように・・・。 月 今 宵 知 れ る 限 り の 童 唄 塩見育代
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