9/11版
朝のうちは灰色の雲が空のどこかにありましたが、お昼前からは青空がほとんどを占めるようになりました。久々の青空です。
去年咲いたところに今年も花茎が上がってくるのなら納得できますが、「えっ! こんなところには去年はなかったのに・・・」と驚かされることがよくあります。彼岸花は球根で増えるので、種が飛んでそこから生えてくるということはないはず・・・。今日も、「あれっ!?」という光景に出会いました。 お彼岸前には開花し、お中日の頃には盛りを過ぎてしまっているでしょうね。 藤袴の開花は、やはりなかなか進みません。 京都駅近くの梅小路公園では、今年も「藤袴と和の花展」という催しがあり、藤袴や京都の希少植物など約150種の植物が展示されます。その会期が、今月26日〜10月12日ということを考えると、まだあまり咲かなくても当たり前です。 今日は、株の中に顔を突っ込んで写真を撮りましたが、藤袴の独特の香りがフワァーっと漂ってきました。 さぁ、今年もこの花を目がけて、浅葱斑がやってきてくれるでしょうか? 開花も蝶も待ち遠しいです。
暑さが収まったのは有り難いですが、雨の多さには閉口しました。週間天気予報を見ても、この先の1週間も快晴の日はなさそうです。 毎年、そんな気候の変動がありますが、その中を植物たちは何とかやり繰りして生き延び、そして花を咲かせて子孫を残そうとしています。花の咲きの悪い年も当然ありますね。 今年は、酔芙蓉の花が少ない気がするのです。「わぁー!」と驚くほど、たくさん咲く日がありません。見慣れてしまっただけなのでしょうか? 自坊の中では、白粉花がよく咲いています。夜、この花の香りに出会うと、ウットリしてしまいます。月の美しい夜などだと、妖艶な雰囲気さえ感じるほど、もう何とも言いがたいほどの香しさです。 栽培は容易で、道端でもよく見かけますが、南アメリカ原産で江戸時代始め頃に渡来した帰化植物です。 秋海棠の花も、今が盛り。そう、ベゴニアの仲間で、やはり帰化植物です。 秋海棠の花は雌雄同株異花で、黄色い雄蘂が目立つのが雄花。小さな花弁2枚と、花弁のような大きな萼が2枚。雌花には花弁はなく、大きな2枚の萼が少し開きます。花が終わると種ができますが、葉腋にも珠芽を付け、それでも殖えます。湿ったところが好きです。 この先の1ヶ月は、平年に比べ曇りや雨の日が多く、気温も平年よりも低い見込みだそうです。今年の紅葉は早くなるかも知れませんね。 体調をこわされませんよう、ご自愛ください。 日 の さ し て を り て 秋 め く 庭 の 草 深見けん二
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