9/4版
最近は雨ばかり。「今日はお天気になるのかな」と期待していましたが、スッキリとした秋晴れというわけにはいきませんでした。
真如山荘の前と、今年初めて咲く総門前とに、10数株植わっていますが、この木を植えたのはつい4年ほど前。成長が早く、すぐに‘成果’を出すにはもってこいで、株も大きくなるので見応えがあります。 最近は、蛾の幼虫が葉にたくさんいます。職員が酔芙蓉の前を通る時には、目を凝らしてこの幼虫を見つけて取り除くのが‘義務’になっています。また、金ブンも葉っぱを食い荒らしていきます。 こんな時こそ野鳥が来て、虫を食べてくれるといいのですが、少しも姿を見せません。これからも手作業の虫退治が続きそうです。 萩も、あちこちで少しずつ咲いてきました。この満開を過ぎた萩は「宮城野萩」。お彼岸の頃に見頃になる普通の萩に比べると、かなり早咲きで、仲秋の名月の頃には名残の花もありません。
例年、背丈が伸びすぎて、雨が降った時に倒れたりするので、今年は肥料を与えませんでした。また、7月の少雨の頃の水やりを怠りました。ですから、今年の藤袴は背が低く、華奢です。より‘自然’に近い姿かも知れません。 見頃はお彼岸を過ぎてからです。 境内のそこかしこでは水引草が咲いています。小さく控えめな花なので、気付かない人も多いかも知れませんが、その色は実に鮮やかです。 上から見ると赤く、下から見ると白く、それが金封に使う紅白の水引に似ているというのが名前の由来。でも、老眼の目で見てもぼやけてしか見えず、カメラではピントが合いにくい上に、手ぶれ防止機能が壊れているのでは、なかなかちゃんと撮れません。 また境内の至るところで、茸がニョキニョキ出ています。茸好きの方にはパラダイスのような境内かも知れません。 8日は「白露」。空気が夜の間に冷えて、朝露が草木に宿る季節。この頃から仲秋です。 早いですねぇ、ついこの前、最高気温が38度などといっていたのに・・・。駆け足で移ろう季節に、体調を壊されませんように。 近 道 の 昔 の ま ま に 水 引 草 小谷久子
|