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                       久々に見る青空         マウスを載せれば写真が変わります

 久しぶりに青空を見たような気がします! 今月3日以来でしょうか? その間は、ほぼ毎日雨量が記録されていて、天気予報にも大雨が降ったり雷が鳴るかも知れないと、毎日‘脅され’ていたように思えます。
 青空って、いいですねぇ〜。真夏のような青空!
 今日の最高気温は、今季最高の33.6度。夕べは、気温が24.4度までしか下がらず、熱帯夜の予行練習のようでした。
 境内の人影はごく少なく、なぜか欧米人の姿をよく見る日でした。
 昨日のニュースでは、北米の富裕層に購読者が多いアメリカの観光雑誌が選んだ世界の人気観光地で、京都市が2年連続で1位となったと報じられていました。アジア系の急増はもちろん、欧米人も増えました。かつては外国人が真如堂に来るのは稀でしたが、今では珍しくなくなりました。
 今日は、本堂の真正面の出入り口に、御本尊を背にして座った外国人女性が、コンパクトを出して念入りに化粧しておられました。外国人の増加にともなって、これからは‘想定外’のいろいろなことが起きそうです。




        人   生   の   輝   い   て   ゐ   る   夏   帽   子            深見けん二






                 咲き乱れる木槿          マウスを載せれば写真が変わります
 青空には木槿むくげの花が、よく似合います。夏の花ですねぇ。
 ただ、残念なことに、足を止めて見る方はあまりおられません。駐車場の際という場所がよくないのでしょうか? 写真を撮るのが目的の人はよく見かけるのですが。
 植木の苗を育てているバックヤードには、10本以上の木槿の苗があります。実生のものやいただいたりしたものです。早くどこかに植えたいのですが、なかなか植える場所がありません。
 木槿は、日当たりと水はけのよい場所が好きで、日陰でも生長はします、極端に花付きが悪くなります。境内には、日当たりのよい場所がなかなかないのです。加えて、土質がよくありません。
 そんな事情で、木槿の他にも定植を待っている苗木がたくさんあって、「どこか植える場所がないかなぁ〜」と、境内を歩きながら日々考えているような状態。木槿の苗にも、早く日の目を見させてあげたいです。

               見納めの紫陽花は紅白で / 蓮も終盤     マウスを載せると写真が変わります
 日当たりのあまりよくない場所でも大丈夫なのが紫陽花。おまけに成長も早いし、増やすのも容易ということで造った紫陽花園。今年もそろそろシーズンが終わります。
 先日来、毎日、摘花と切り詰める剪定の作業を行っています。
 剪定をしていると、「もう切ってしまうのですか? 勿体ないですねぇ」と、時々声を掛けられます。確かに、色褪せているとはいえ、まだ見られないことはない花を切ってしまっています。
 「早く切って新しく伸びる枝を充実させてあげないと、来年花が咲かないのです」とその都度説明しています。また、切った花を「もらっていいですか?」とおっしゃる方には、「どうぞどうぞ」と持ち帰ってもらっています。
 皆さん、ボクを植木屋さんだと思っておられるようです。
 真如山荘前の蓮も、咲く花の数の盛りを過ぎました。今年はずいぶん早く咲き出し、あと1週間ほどですべて終わりそうです。ずいぶん楽しませてもらいました。
 台風11号が近付いて来そうです。
 京都は、来週、祇園祭が最高潮。17日には山鉾巡行が行われます。大きな影響が出ないようにと、願うばかりです。




      蓮   散   華    美   し   き   も   の   ま   た   壊   る         橋本多佳子




8月16日の送り火に合わせて、本堂前で「精霊送り灯ろう供養会」が行われます。灯ろうのお申し込みはこちらより。



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