7/5版
今日は1日中、曇天。午後からは少し明るくなって、薄日が差すこともありましたが、空はいつも黒っぽい雲に占められていました。
今年は蕾が付きすぎて花が少し小さいように思いますが、次から次と花を咲かせるので、毎日新しい花が見られます。 白居易は、栄華のはかないことを木槿の花にたとえて、「槿花一日自ずから栄を為す」と詠み、「槿花一日の栄」という諺が生まれました。 白居易は、木槿を1日花だと思っていたわけでそう思っておられる方が多いと思いますが、2〜3日咲き続けます。 沙羅(夏椿)にしても、日本人は余程、一日花に情趣を感じる国民だと思います。 木槿の見頃は、当分続きますので、急いでお越しにならなくても大丈夫です。
今年は、たくさんの方に紫陽花園をご覧いただきました。写真を撮っておられる方も、よく見かけました。手入れをしてきた甲斐がありました! 今日は、山梨から鉢植えの紫陽花を持ってきてくださった方がありました。紫陽花園に鉢植えがそっと置いてあったこともありました。来年、ちゃんと咲くように育てないといけません。責任重大ですねぇ。 また、今年は山紫陽花36種類を寄贈してくださった方がありました。こちらは、貴重で高価なので、自由に出入りできるところではなく、拝観区域内で育てています。来年は少し成長して、目を惹くようになるに違いありません。深謝、深謝です。 しばらくは、剪定作業に追われます。辺りには蛇がいるそうなので、ちょっと恐々です。
同じような色の、いえさらに鮮やかなオレンジ色の花が、鐘楼の近くに咲いています。 姫檜扇水仙で、日本らしい名前ですが、洋名はモントブレチア。南アフリカ原産です。 日当たりの悪い、ちょっと薄暗いような場所なので、そんな場所でも目立つ花と思って、鮮やかなオレンジ色のこの花を選んで、一昨年に球根を植えました。今年初めての‘境内デビュー’です。 檜扇というと、祇園祭に欠かせない花ですが、この花は、葉が檜扇に、花が水仙にに似て、小型なのが名前の由来とか。名前は似ていても、非なるものです。 真如山荘前の蓮も、次々たくさん咲いてくれましたが、蕾に限りが見えてきました。今月半ばぐらいで、終わりそうです。 でも、やっぱり蓮は最高!! 7日は七夕、暦の上では「小暑」です。トリプル台風にご注意ください。 酔 ひ ふ し の と こ ろ は こ こ か 蓮 の 花 良 寛
|