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今日の最高気温は28.3度止まりでしたが、湿気が多目で、ジトッとしていました。昨日は32.9度で、日の当たるところにいるとジリジリと暑かったですが、カラッとしていたので、日陰では過ごしやすかったです。
5日には地元紙に載り、10日にはNHKTVの大阪ローカルで、11日には京都ローカルで放送されたので、ここ4日ほどは問い合わせの電話も多く、たくさんの方が訪れてくださいました。 ただ、TVの放送は遅すぎました。こちらが、「咲き出しました!」と連絡してから8日目の取材。すでに盛りは過ぎていました。TVをご覧になった方からので問い合わせがあった時には、「今週いっぱいです」と伝えざるを得ませんでした。 菩提樹の花は、咲き始めは薄いクリーム色ですが、だんだん茶色っぽくなっていきます。そして、茶色っぽくなってきた頃には、結実し始めています。今日時点では、早く咲き始めた花は、もうすでに実がなっています。どうせなら、もうちょっと早く取材して欲しかったですねぇ。 でも、新聞やTVの影響力は絶大で、これまでにないほど多くの人が、菩提樹の花を見にお越しになりました。菩提樹も、さぞかし嬉しかったでしょう。
こっそり耳をそばだてていると、「紫陽花まで見られるとは思っていなかったねぇ」「本当によかったねぇ」などという、植木屋冥利に尽きるような感想が聞こえてきます。 山紫陽花はほぼ終わりましたが、‘普通’の紫陽花はこれからが盛り。本堂裏の株も今年は大きくなって、色とりどりの花を咲かせています。 最初に作った鐘楼周りの紫陽花園は、ブルーの花が主体です。品種的にそれほど多くない株が植わっていて、土の酸性度もあって、ブルーになっています。 その後、いろいろな品種を集めて作ったのが本堂裏の紫陽花園。落ち葉などの焼却灰を捨てていた場所ということもあって、鮮やかなピンク〜赤に発色している株もあります。同じ品種でも、少し離れているだけで、青とピンクにはっきり分かれているものもあります。本堂裏は実にカラフルです。 両方とも、鐘楼や土蔵などの建物があることが、また一層の風情を添えています。お寺らしい、いい感じです! 今日お目に掛かった方から、「紫陽花って、今頃でしたか?」と言われて、ビックリしました。最近は、母の日の贈り物として定番になった感のある鉢植えの紫陽花。あれは、温室で、矮化剤を掛けて小さく育てているものです。そんなものばかり出回ると、季節感を失ってしまいますね。 紫陽花園は、今、そしてこれからが盛りです。本堂前の沙羅の花もこれからが盛りです。‘雨にも負けず’、ぜひお越しくださ〜い。 さ り げ な く 紫 陽 花 の 径 ゆ づ り 合 ふ 村田近子
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