6/7版
午前中はいいお天気でしたが、昼下がりから曇りがちとなりました。このまま曇天が続いて、明日の午後からは雨になる予報。梅雨の初期は3日に1回程度のサイクルで雨が降るそうですので、そのサイクル通りです。
ファンが多い花ですし、ぜひとも多くの人に花を見て欲しいと思い、地元紙に連絡したら、5日の朝刊に写真付きで載せてくれました。 5日は本降りの雨だったので、訪れる人も少な目でしたが、6日にはたくさんの人が来られ、今日はそれにウォーキングの人たちが加わって、大変な賑わい。 樹下でも十分に香っているのに、枝を引き寄せて鼻にくっつけて香りを嗅いでいる人もいて、枝が折れないかと冷や冷やしました。たくさんの人に見て欲しいですが、やっぱり静かなのがいいですねぇ。ワァーワァー騒ぎながら見る花ではありません。 本堂前の反対側にある沙羅の花も、昨年よりも1日遅れの今日、開花。5輪ほど咲きましたが、高い枝に咲いているので、気が付かない人も多かったでしょう。夕方になって、「6/7 開花」と掲示を出しました。 菩提樹は、最初に咲いたのがすぐ結実していくでしょうが、ぎりぎりあと4〜5日が見頃。沙羅は今月末頃まで楽しめるでしょう。
去年はハダニの大発生で無惨な結果に終わりましたが、今年は天気の関係と講じた策が吉と出たのとで、全株健全! これからどんどん咲いてくるのが楽しみです。 テレビでも紫陽花のニュースがよく報じられるようになってきましたが、株数が1万とか3千とか聞いては、「負けた・・・」と、ちょっとがっかり。でも、先日いただいた珍しい山紫陽花が来年は加わって、他所とは少し違った‘紫陽花の寺’になりそうです。 先日、紫陽花園に立てた「要らなくなった紫陽花の株をお譲りください」という看板を見て、小さな鉢植えを持ってきてくださった方がおられました。あいにく、ボクは不在だったので、後からお礼の電話をすると、「花が終わった後の水やりはどうしたらいいですか? 肥料は?」という質問を矢継ぎ早にされました。「お礼肥をあげてください。いま切り戻したら、後はもう剪定してはいけません。これから新芽が伸びて、9月に花芽が分化しますから」などと回答。やっぱり、坊さんよりも植木屋のほうが向いているかなと思いました。 ‘普通の’紫陽花は、本堂裏や鐘楼の周りでお楽しみいただけます。 梅雨には、梅雨ならではの楽しみを! 菩 提 樹 の 花 の 樹 海 へ 蜂 放 つ 石 昌子
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