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朝のうちはどんより曇っていましたが、次第にお天気がよくなって、夕方には快晴となりました。最高気温は、3時37分に記録した31.8度。夕方になるほど、暑くなりました。7回目の真夏日でした。
この時期に雨が少ないのは困りますが、昨年のようなハダニの大発生もなく、このまま最後まですべての紫陽花が咲ききって、多くの人を楽しませて欲しいと願うばかりです。 写真の紫陽花は、「アジアンビューティー」。山紫陽花を思わせる姿ですが、洋種の紫陽花を掛け合わせたものです。 とにかく、成長が早い! 挿し木をして1年で、立派な株になります。 紫〜青〜ショッキングピンクとメリハリのある色で、土の酸性度によって、劇的に色が変わります。日本の女性をイメージして命名されたそうですが、かなり派手な色です。西洋人には、日本人女性も中国も韓国も、みな同じに見えるのと同じです。 日本人女性らしいのは、裏写真。「くれない」という山紫陽花です。もっとも、現在ではなかなかこういう印象の女性にはお目にかかれませんが・・・。 2日ほど前までは真っ白でしたが、次第に紅色が現れ始め、もう少し経つと、「くれない」の名の通り、真紅になります。紫陽花って、この花色の変化も魅力ですね。 年々よくなる、真如堂の紫陽花園へどうぞ!
「何万という花がワァーッと咲いて、花と香りに包まれますよ」と説明しても、実際に体験してみないと、なかなかわかっていただけません。 昨日、塔頭の庭の中に菩提樹らしき花が咲いているのを発見! 近づいて観察し、写真を撮りました。 本堂前の中国菩提樹よりも花の色が白く、また花の付き方が違っているその木は、ドイツ菩提樹、リンデンバウムでした! そのことは、住職もご存じないでしょう。 実は自坊の前にもドイツ菩提樹があります。ビニロンを発明された桜田一郎先生が、ドイツ留学をした時の研究所に生えていた菩提樹で、帰国後、京大農学部で育成されたもの。ご自宅の庭の整理に伴って、自坊に寄贈していただきました。植えられてもう20年以上。樹高も4メートル以上になっていますが、花が咲いたことがありません。一度、ドイツ菩提樹の花を見たいと思っていたのです。 でも、どことなく直幹で、ドイツっぽい感じ。お寺の庭には中国菩提樹が似合います。さぁ、開花が楽しみです! 境内には、皐月、空木、蛍袋なども咲いています。万緑の中を散策しにいらっしゃいませんか! 鴬もよく啼いています。 老 鴬 や 泪 た ま れ ば 啼 き に け り 三橋鷹女
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