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一気に桜が満開になり、あっという間に散り始めました。
もみじは、葉を広げるのと同時に花を咲かせますので、新しい葉が出たと言っても澄み切った若葉色には見えません。もみじの新しい葉も、種類によっては少し紅いのもあります。 ですから、今は桜の白い花びら、花芯のエンジ色、もみじの新芽色、もみじの花の赤い色などが、混ざり合って、何とも複雑な色を呈しつつあります。 実は、今夜からの雨が楽しみです。落ちた花びらが雨水に乗ってサッーと流れていったり、水の澱むところでは花びらが重なり合ったり、また離れたり・・・。ずっと眺めていても、飽きることのない光景があちこちで見られそうです。 世 の 中 は 三 日 見 ぬ 間 の 桜 か な 大島蓼太
桜しか眼中にないのではなく、たくさん咲いている花々にも目が向いていきます。 桜の後の主役は、山吹。境内のあちらこちらで、咲き始めています。山吹の黄色と新緑の緑は、とてもよくマッチします。 椿は、咲いても散っても綺麗。まだまだ盛りです。馬酔木もまだ見頃ですし、レンギョウやシャガ、レンゲ草も見頃になってきました。花ではありませんが、新緑の美しさは言うまでもありません。 落ち着いた雰囲気の中、たくさんの花や新緑に包まれる境内は、本当に素晴らしい! 桜よりも、むしろこれからの時期がオススメです!
表具屋さんの工房で修復作業が行われていた釈迦三尊像は、来週から本堂の元の位置に戻す作業が行われます。修復時には3分割されているのを、また1つに貼り合わせる工程ですが、月末頃の完成が楽しみです。 畳は、一昨日、120畳ほどが新しい畳に替わりました。さーすがに気持ちいいですねぇ〜 誰も見ていなかったら、大の字になって寝たり、でんぐり返りしてみたいです。 残り50畳ほどは表替え。文化財的見地から、すべてを真っ新にするのを避けたということのようです。すべて終わるのは今月中頃です。 気になっていた本堂の其処彼処の不具合が、これでほぼ直ります。よく、ここまで辿り着けた感がしています。よかったぁー 平 ら か に 畳 に 居 る や 春 の く れ 桂 信子
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