3/14版
夕べから降り始めた雨はお昼頃前に上がり、午後は曇り時々晴れ。昨日は14度を超えた気温も、今日は11度に届きませんでした。
山茱萸は間もなく見頃。遠目にも、黄色い花色が際立って来ました。 「あれは山茱萸です」と説明すると、「あっ、庭のサンシュの?」と返される方が時々おられます。民謡の「ひえつき節」の一節、「庭のサンシュの木 鳴る鈴懸けて 鈴の鳴るときゃ出ておじゃれ」のことをおっしゃっているのですが、たいていはご高齢の方です。 確かに、民謡では「サンシュユ」のようにも聞こえますし、山茱萸だと説明しているページも見かけますが、本当は山椒です。山椒を「サンシュ」と歌うのは方言のようです。 ひえつき節は、稗を搗く時に歌う労働歌のようですが、実は「鈴の鳴るときゃ何というて出ましょ 駒に水くりょというて出ましょ」と続く恋の歌。宮崎県椎葉村の民謡です。 山茱萸の見頃は、ちょうどお彼岸の頃。本堂裏で咲いていますので、ぜひお立ちよりください。
お墓から馬酔木のほうへ直行されたのですが、すぐに戻って来られました。やはり、「地味」だったのでしょう。 花にあまり興味のない方、桜やチューリップのような花を期待している方にとっては、馬酔木は地味すぎます。紅馬酔木なら、少しでも気に入っていただけるでしょうが・・・。 椿も次第に咲いて来ました。梅も咲いています。来週には、もうお彼岸がやってきます。 春本番も、もうすぐで〜す。 山 茱 萸 に け ぶ る や 雨 も 黄 と な ん ぬ 水原秋桜子
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