12/12版
1日中、どんよりしたお天気。午後からは、時雨れました。
膨大な量の落ち葉ですが、落ち葉掃除は成果がはっきり見えて、達成感のある作業。丸一日頑張っても、あまりやったように見えない草引きなどに比べて、気分がスカッとする作業です。やってみたい方、おられませんか? 紅葉を見に来たのかなぁという方が、まだおられるので、本堂裏の敷き紅葉はそのまま。一番最後にすることにしています。 落ち葉の搬送作業も始まりました。落ち葉は、近くの総合支援学校の畑に持って行って、堆肥にしてもらうのですが、学校は近くても畑は片道40分ほど。かさ高い落ち葉を軽トラに満載して、ピストン輸送するのも大変です。 紅葉期は訪れる人の対応に追われていた職員さんも、いまはそれぞれのペースで落ち葉に対峙しての作業。時間さえあれば、ボクは一日中していたいです。 冬 木 立 に ぎ り こ ぶ し の う ち 熱 し 岸田稚魚
山茶花や椿も咲いています。葉を落とした木々の形を見るのも面白いですし、冬だからといって、境内に楽しみの絶えることはありません。 先日まで、墓所の中でキラキラと赤く輝いていた南天の実が、ほとんどなくなってしまいました。鳥のせいではありません。墓地管理人の為す技です。 京都では、お正月に墓参をすることは一般的ですが、墓前に供える正月用の花は、松・竹(隈笹)・梅に、南天や千両などの赤い実がセットになっています。最近は色花が増えましたし、松竹梅は高いので普段と同じ樒という方もおられます。その松竹梅に添える赤い実を採取するために、南天の実がなくなったのです。管理人さんは、「鳥に盗られる前に・・・」と言っていました。 墓地から南天の実が消えたのは残念ですが、境内の所々にもありますし、庭などの千両や万両の実も、真っ赤でとても綺麗です。1月半ば頃までには鳥にすっかり食べられてしまいますが、それまでは楽しめます。 派手な美しさはない通好みの境内。しっかり防寒対策をしてお越しください。 実 千 両 猫 が と ほ れ ば 冴 ゆ る な り 太田鴻村
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