11/21版
今朝の最低気温は4.2度。この冬一番の冷え込みでした。
桜の紅葉はほぼ終わり。「花の木」も、木によってはほとんどの葉を落としたものもあります。 もみじも、例年よりも綺麗な木もあれば、「今年はどうしたんだろう?」と首を傾げる木もあります。木にも‘好きな’気候に違いがあるようです。 おしなべていえば、今年の紅葉はまずまず。北海道などでは「10年に1度の紅葉」と評されていましたが、こちらは平均よりも少しいいぐらいでしょうか? もっとも、それは何十年も紅葉を見続けているからわかることで、街中にお住まいの方がお越しになれば、「きれい!」とビックリされること請け合いです。
白川通から東参道を上がって来られた方の目に最初に入るのは、境内でも最も緑色のもみじ。少し目を転じると、緑や赤のない交ぜになった深遠な紅葉。そして、本堂の前に出ると、ほぼ真っ赤。わずかな境内でも、そんなに違うのです。 朝もまだ薄暗いうちから、重たいカメラを持ってウロウロされている方もおられますが、紅葉を撮るなら、やはり日が傾き始めてから。紅い陽の光が、なお一層紅葉を引き立たせてくれます。 境内は一眼レフだらけ。タブレットや棒の先にスマホを付けて自分どりしているのは台湾人。数年前までは三脚の場所取りで喧嘩まで起きましたが、さすがに日本人で三脚を使う人は皆無となりました。 静かに紅葉を愛でたいですが、陽が明け切らぬうちから、暗くなるまで、人が絶えることはありません。 昨 日 よ り 今 日 の 色 濃 く 紅 葉 山 金子寿々
自坊の十月桜が、毎日たくさんの花を咲かせています。小さな花なので、遠くから撮ってもあまりよくわからないので、アップの写真になってしまいますが、可愛い花でしょう? 4月に‘正式に’咲く花よりも、ずっと小振りです。 ちょうど「かふぇ水琴窟」へ行く途中に咲いているので、通りがかった人は、思わぬ桜の花に「紅葉だけじゃなくて、桜まで楽しめたねぇ」と大変喜んでおられました。 境内の随所に咲いている野路菊も、少し盛りを過ぎてきました。ほとんどの方は紅葉ばかりに目を奪われて、野路菊に気が付く人はわずか。ちょっと残念です。 真っ赤な紅葉に飽きたら、可愛い十月桜を見たり、素朴な野路菊を見たり。ほっとする瞬間です。 紅葉の見ごろはまだまだ続きます。できれば、お天気のよい日にお越しください。紅葉の美しさ、3倍増です! 一 枝 に 一 輪 十 月 桜 か な 片山由美子
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