11/7版
今日は立冬。テレビのニュースでは、‘立冬らしい’行事の様子を伝えていました。
実感として言えるのは、今年の紅葉は1週間ほど早く進んでいるということです。 「12月は、もう何もないのでは・・・」と心配になるほど早いペースで、本堂前の桜などはもうほとんど散ってしまいました。もみじも、写真の通り、かなり早いのです。 本堂の裏は、まだほとんど緑色。こちらは、例年通り、12月に入ってからが見頃でしょう。 「見頃はいつ頃ですか?」という問い合わせも増えてきました。まぁ、これから12月の初めまで。詳しいことはわかりません。 それよりも、お天気と時間ですね。晴れた日の昼下がり、太陽が少しずつ西に傾いていく3時頃など最高です。あちこちの名所を移動するのではなく、時間の経過と共に移り変わっていく景色を見るのが一番。 とにかく数を回ればいいというようなツアーなどには参加せず、ゆっくり、たっぷりご覧ください。 あ た た か き 立 冬 の 庭 掃 き に け り 吉田 澄子
この木を見る度にその時のことを思い出します。本当にいい記念になりました。 境内のあちらこちらで咲いている野路菊が、いい香りを放っています。よく香る菊です。 境内が赤や黄に染まっていく中、白い花はとても有り難い、清涼剤のような存在です。茶所前の小菊もよく咲いてきました。 境内にお越しになったら、紅葉だけではなく、そんな小さな花にも注目してみてください。なお一層、秋から初冬の景色が心に染みます。
14日までは、毎晩6時から約1時間、「鉦講」の方々による十夜鉦の念仏が奉納されます。 鉦講は、近所の方や檀家の方など、50〜80代の男性14人。練習を含めて12日間、毎日ずっとお勤めいただくのですから、大変です。 しかも、10数種の‘パターン’や‘独唱’部分、変わった打ち方をする部分もあるので、参加されてまだ日が浅い人は、大先輩たちに指導されながら、帰ってお風呂の中で声を張り上げてみたりと、次第に上達していかれます。そして、かなり上手くなられた頃に、お十夜も結願です。 今年は結願の15日は土曜日。朝から十夜鉦も聞けますし、歳を取ってから下の世話をしてもらわなくても済むという「たれこ止め」の十夜粥の接待もあります。2時からはきらびやかな僧衣をまとった僧衆や、かわいい稚児たちのお練りもあります。ぜひ、お参りください。 今夜は満月が、とても綺麗でした。 庭 先 を 月 が 通 り て 十 夜 寺 中山純子
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