10/24版
今日は、超快晴! 8〜16時までの日照時間は、すべて「1.0h」。つまり、ずっと照っていたということです。雲一つなく、写真を撮るにはちょっと風情が・・・。
これは百日紅の紅葉です。今の境内で一番鮮やかに色付いている木のひとつでしょう。桜にも、すごく色付いているものがあります。 もみじでいうと、本堂の前付近の紅葉が進んでいて、正面参道などは少し色が変わってきた程度。本堂の裏などは、まだ緑一色です。紅葉の早い花の木は、枝先などが色付いていますが、まだ濁った赤。本当の紅葉はこれからです。 紅葉は例年11月20日頃から。まだまだ早いですから、慌ててお越しにならなくても大丈夫ですよ! 誰 彼 を 秋 草 と 見 て 澄 む 日 か な 橋 フ石
酔芙蓉も、花の数がめっきり減ってきました。もうしばらくしたら、刈り取ります。 3ヶ月間頑張ってくれたヘブンリーブルー。いつも水をやってくださっているおばあさんたちが、「おっさん、今日は30ほど咲きましたよ。昨日は15ほどでしたけど」と、早朝、報告してくださいました。長い間、お世話いただき有り難うございました。今月いっぱいで、菊に模様替えします。 参道の野路菊が、日に日に花数を増やしてきました。風に揺れる野路菊は、何とも風情があります。「11月の真如堂は、紅葉もいいけれど、野路菊も美しい」と、近い将来、言われるようになるかも知れません・・・言われるといいなぁ〜 拝観コースの書院では、貫主が丹誠込めて育てた菊がお目見え。紅葉シーズンらしくなってきました。
今年は、葉に病気が発生したために黒斑が入り、ちょっと残念です。 そんな派手な花や実とはまるで違う日陰では、吉祥草(吉祥蘭)が花を咲かせていました。 自坊の吉祥院にたくさん生えている吉祥草を、境内の手入れをする時、土留めやグランドカバーのために、あちこちに移植をしました。強健で、ほふく茎を縦横に張りめぐらせて増える重宝さに加え、「吉事があると花が咲く」という言い伝えのある縁起のいい植物。落ち着いた、品格のあるユリ科の草で、見ていると心が落ち着きます。 昨日は霜降。いよいよ、朝夕は冷え込みも増してくるでしょう。人には辛い寒さも、綺麗な紅葉には必須です。 せっかくの好期、どこかへお出かけなさっては? お風邪を召されませんように。 遠 く ま で 行 く 秋 風 と す こ し 行 く 矢島渚男
|